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『孫子』は2500年以上前に書かれた中国のもっとも古い「兵法書」です。
作者については、諸説ありますが、春秋時代に「呉」という国の王に仕えた孫武という人だとされています。
何がすごいって、2500年前の書物なのに、今も色あせないどころか現代においてなお、活用できる術(すべ)がかかれているんです。
『孫子』を読み込んで、自身の戦略に活用した有名人をあげれば、、、
- 戦国最強と言われた武将、武田信玄
- 江戸幕府を開き260年以上持続させた、徳川家康
- 生涯戦績38戦35勝と圧倒的な強さを誇るフランスの英雄、ナポレオン・ボナパルト
- 最強といわれたロシアのバルチック艦隊を破った、東郷平八郎
- マイクロソフトの創始者、ビル・ゲイツ
- 国内トップクラスの企業を育てた、孫正義
など、名だたるリーダーが『孫子』を愛読し、活用したといわれています。
では、どんなことが書かれているのか?
一言で言えば、「戦わずして勝つには、どうすればいいのか?」ということ。
どんな時代も生き抜ける最強のバイブル『孫子』
『孫子』は13編の構成でできていて、本にすればごく薄く、書き下し文を読むだけなら、実は1時間くらいで読めてしまいます。
ですが、一文一文に、パワーがあり、濃く、ギュウギュウに詰まってるので、飲み込むのに時間がかかる。
そして、2500年以上前の書物なので、現代にも活用できる、といっても、現代の事情に置き換えて解釈しないと活用もできないわけです。
『孫子』の主題は、国家が持続するための兵法書ですから、ビジネスや人生に活かすには超訳が必須。
そこで、これから、時間をかけて『孫子』を現実的なビジネスや、人生に活かせるよう様々な書物を参考にしながら、独自解釈を交えて、現場のトップセールス&マーケター視点で解説していきたいと思います。
マーケティングと、孫子
マーケターにとって『孫子』は必読書だと思います。
なぜなら、マーケターにとって、どんな時も忘れてはいけない法則が『孫子』には書かれており、その法則を軸に、話が展開されているからです。
その法則とは、次の一文。
彼を知り己を知れば百戦あやうからず
マーケターは、顧客・消費者を知らずして、成果を上げることは100%できません。
セールスライティングだけ学んでも、4Pの概念を知っても、SWOT分析や、イノベーター理論に当てはめるだけでは、成果は出ない。
『孫子』においても、相手と自分のことを熟知していれば負ける気づかいはない、といっています。
どこまで知るかのレベル感は理解しておくべき
ただし、相手と自分を知る、といっても、その深さをどのレベルまで掘り下げるのか、というのは理解しておくべきだと思います。
「知っている」というのも顔見知り程度なのか、相手の顔のホクロの位置や数まで把握しているのか、身長や体重、血糖値など、数値までわかっているのかでは、レベル感がまるで違うのです。
なかなか一般化することは難しいのですが、このように表現したらどうでしょう?
顧客が喉から手が出るほど欲しくなる(利用したくなる)価値を見つけられるまで。
そこまで掘り下げて、ようやく「顧客を理解した」といえるのではないかと思います。
リスクマネジメントと孫子
『孫子』は兵法書ですが、好戦的な要素は一切、ありません。
むしろ、相手がミスするのを待って弱いところを攻めたり、内部をかき乱して自滅させたり、情報でかく乱したり。
正々堂々とは程遠い、戦い方を推奨します。
少年ジャンプの主人公には決してなりえない、ずるい戦略。
しかしその背景には、自軍の損害を最小限に抑え、常に存続できるよう緻密に考えるリスクマネジメントが行き渡っています。
だから、ビジネスでも人生でもどんな備えをしておくべきか、わかります。
マーケターが『孫子』を丸ごと独自解説
まだまだ実績についてはたいしたことはありませんが、実践において結果を出しているトップセールス&マーケターが『孫子』を最初から最後まで、独自解説したいと思います。
あなたのビジネスや人生にお役立てできれば、これ以上うれしいことはありません。