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マーケターのスキルとして最も大切だとされているのは、「戦略思考」といわれます。
その、戦略とは何か?
調べると様々な表現で解説しています。
「戦争・闘争のはかりごと。戦争の総合的な準備・計画・運用の方策。」
「特定の目的を達成するために、長期的視野と複合思考で力や資源を総合的に運用する技術・応用科学。」
「達成したい方向/世界への達成の仕方」
頭で理解はできる。
でも、実際に「戦略思考」を持って実践するのは極めて難しく、出来る人は少ない。
戦略をどう落とし込むか?
戦略が必要となるには、前提があります。
そこに目的があるか。
例えば付き合っている恋人と最近マンネリ気味だから変化を起こしたい、と思ったらどうしますか?
その目的を果たすためにどうするかを考えるのが戦略になります。
ただ、ここがややこしいところですが、そのためにサプライズで花を贈ったり、旅行に行ったり、高級レストランでゆったり過ごしたり、することは戦略ではありません。
それは戦術になります。
何に集中するか選択する事
花を贈るのも、旅行に行くのも、ゆったり食事するのも、いずれも恋人との関係に変化を起こす手段のひとつではあるかもしれません。
しかし、私たちには使える時間もお金も体力も無限ではない。
実は戦略が必要になるのはもうひとつ、前提があるのです。
それは、使える資源には限りがあるということ。
恋人との関係をより良くする方法はいろいろあっても、すべて実現できません。
動物好きの彼女を喜ばせるなら、プライベートジェットでアフリカまで連れて行くことも考えられます。
でも、そんな時間もお金もなければ意味がありません。
目的に対して、自分の持っている時間やお金、体力や知恵をどこに集中させるか決めること。
これが戦略になります。
戦略不要の状況とは?
逆に言うと、達成したい目的がなければ戦略は必要ありません。
そしてまた、資源が無限にあるなら、必要ないのです。
ビジネスにおいて資源とは、「ヒト、モノ、カネ、情報、時間、知的財産」の6つです。
何かしようとする時に、これらは常に不足しています。
だから、戦略が必要になってきます。
戦術とは何か?
戦略が「目的を達成するための資源をどこに集中させるかを決めること」なら、戦術は何なのか。
戦術は、戦略を実行するための具体的な計画になります。
恋人との関係に少し新鮮さを持たせる戦略として「今は仕事で忙しいし、サプライズプレゼントしよう」と決めたら、彼女の好きなブランド物のバッグをプレゼントする。
この場合、目的は<恋人との関係に新鮮さを取り戻す事>。
戦略は、<サプライズプレゼント>。
<ブランド物のバッグを贈る>のが戦術です。
目的があって、戦略があり、戦略があって戦術がある
戦略思考は「目的⇒戦略⇒戦術」と下方展開していく思考の流れをいいます。
目的なき戦略がないように、戦略なき戦術はありません。
戦略なき戦術のことをなんていうかというと、「行き当たりばったり」です。
私も昔、よく言われました(笑)
行き当たりばったりだと、無駄なことをしてしまう可能性が高まります。
あくまで例えなので誤解なきようにお願いしますが、恋人との新鮮さを取り戻すのに、花を贈り、旅行につれていき、高級レストランでごちそうし、ブランド物をプレゼントするということは、目的に対して過剰すぎるかもしれません。
もし、バースデーのお祝いに最高の1日にする、ということなら良いかもしれませんが、いずれかひとつでも目的を果たせたかもしれない。
これがビジネスであれば、利益に直結します。
機会損失、経費無駄遣いというやつですね。
戦略・戦術において大事なこと
そう考えていくと、マーケターは戦略・戦術の策定においてリサーチが欠かせないことに気づきます。
相手を知らないと、適切な戦術は組み立てることができません。
恋人との関係に少し新鮮さを持たせる戦略として「サプライズプレゼント」する場合、彼女がどんなブランドを好むのか、普段の服装に似合うデザインはどんなものか、類似品はもっていないのか、など知らなければ効果的なプレゼントはできないでしょう。
また、自分のことを分かっていないと、適切な戦略は組み立てることができません。
この場合、自分のお金や、センス、演出能力など、分かってなければ、ベストな戦略とは言い切れないでしょう。もしプレゼント選びのセンスがなくて、ファッションにも疎いなら、旅行に行く方が本来の目的を果たせるかもしれないのです。
だから孫子『兵法』にはこうあります。
彼を知り、己を知れば百戦してあやうからず
これを超える真理はないかもしれないと思う、この頃です。