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反応率を上げるためのキャッチコピーには「型」があります。
現在知られている「型」は、大元をたどれば1932年に出版されたジョン・ケープルズ著『ザ・コピーライティング』でしょう。
なぜ100年近くたった今でも、効果があるのかというと、個人の主観・主張ではなく、膨大な実証テストのもとに効果があったものだけを抽出してあるからです。
個人のマーケターが自身の経験だけで組み立てられるわけがありません。
莫大な広告費と、時間が必要になります。
そして『ザ・コピーライティング』を元に、さらに時代に合わせ、日本国内に合わせ、実証テストを繰り返してきてくれた先人たちの「知恵」を幸運なことに、私たちは小学生のおこづかいで買えるくらいの値段で知ることができます。
ライティング分野で誰もが認める先鋒は、神田昌典氏や横田伊佐男氏。
ただ、「型」は知っているだけでは意味がないのが面白いところ。
ダーツでもゴルフでも、野球のバッティングも同様、どうすれば結果が出るか知ってるだけでは全く意味がありません。
なのでこれからご紹介する先人たちの「35の金言」はあくまでアドバイスであって、生かすも殺すも自分自身です。
反応率を上げる!売れるキャッチコピー35の型
ここでご紹介する「型」は、ジョン・ケープルズ著『ザ・コピーライティング』(神田昌典氏監訳、齋藤慎子+依田卓己訳)と『最強のコピーライティングバイブル』(神田昌典監修・解説、横田伊佐男著)を主に参考にしています。
新情報訴求
人は常にニュースを欲していて、新しいものに目を惹かれます。
脳科学でいうと、原始的な脳が本能的に反応するわけです。
1.「ご紹介」で始める
- 紹介します+未知の商品・手法
(例)ご紹介します!これまでにないまったく新しい〇〇です - 未知の商品・手法+をご紹介
2.「発表」で始める
- 発表+未知の商品・手法
(例)重大発表です!ついに出たんです、こんな便利な〇〇が! - 未知の商品・手法+発表会
3.「発表のニュアンス」がある言葉を使う
- 新発表・新発表のニュアンス+未知の商品・手法
(例)ご覧ください、まったく新しいコンセプトの〇〇です! - 対象者+新発表・新発表ニュアンス
(例)マヨネーズをあきらめた人に、新発売。
4.「新」ではじめる
- 新発表・新発売+未知の商品・手法
(例)新、百年品質。新、伊右衛門。 - 対象者+新発表・新発売
5.「いま、さあ、ついに」で始める
- いま、さあ、ついに+未知の商品・手法
(例)いま、限定『桑田缶』先行モニターキット、1万名様にプレゼント!
(例)さあ、旅に出よう。北海道へ。
6.「とうとう、いよいよ」で始める
- とうとう、いよいよ+未知の商品・手法
(例)プロ野球いよいよ開幕!ncmは、セ・パ12球団試合開始から終了まで生中継!
7.「日付や年」を入れる
- 日付+未知の商品・手法
(例)〇〇年夏、引き締まったカラダでライバルに差をつけませんか - 未知の商品・手法+日付
8.「ニュースネタ風」にする
- 発見・日本初・ニュース記事タッチ+未知の商品・手法
(例)日本初”野菜の力”でLDLコレステロールを下げる
価格訴求
人は常に「価格」を追う習性があるそうです。
安い方に人が集まるのは世の常。
でも、誰でもできる訴求なので、価格以外で訴求できないかをまず考えた方が良いかもしれません。
9.「価格」をメインにする
- 価格+商品・サービス
(例)総額1億円プレゼント
(例)40周年ありがとう。ドーナツ100円セール
10.「割引価格」をメインにする
- 商品・サービス+割引価格
(例)スマホ2台目、半額
(例)ビザも半額!寿司も半額!
11.特価品をメインにする
- 商品・サービス+特価品・特価表現
(例)各店限定各5セット 4本¥10,800 タイヤが安い
(例)話題の新作、すべて超特価!!誕生感謝祭
12.「支払いの簡単さ」をメインにする
- 商品・サービス+支払いの簡単さ
(例)LTEパケット代が、わずか900円(税込972円)/月から
(例)ノーローンならなんどでも1週間無利息。 - 支払いの簡単さ+商品・サービス
13.「無料提供」をメインにする
- 商品・サービス+無料提供
(例)コーヒー好きな方必見!マシン代無料 - 無料提供+商品・サービス
(例)買った分だけ、タダになる!0円にしちゃいます抽選会
情報・エピソード訴求
セールス色が少ない表現をすることで警戒心なく読んでもらう効果を期待できます。
また、「新情報訴求」のニュース性を取り入れれば注目度を高めることができるはず。
14.「役に立つ情報」を提供する
- 役に立つ情報
(例)昨年度、6500人に100万円をこえる過払い金があり、無事に返金手続きを終えました
15.「エピソード」を伝える
- 体験エピソード、客観的事実
(例)なんで、私が東大に。京大に。医学部に。
キーワード訴求
キーワード訴求はもっとも使い勝手の良い「型」といえるかもしれません。
広告に限らず、メルマガやSNSのタイトルや、書籍のタイトルに使うと、興味をひけるでしょう。
特に3つのAと呼ばれるポイントは今すぐ使える手法です。
- Ask(問う)
(例)ソニー損保が選ばれ続ける理由 - Answer(答える)
(例)保険料が安い、ロードサービスの満足度が高い、事故対応満足度が高い - Action(行動させる)
(例)今すぐお見積りを
16.「〇〇する方法」とする
- 説明文+方法
(例)自分の小さな「箱」から脱出する方法
17.「どうやって、このように、どうして」とする
- どうやって、このように、どうして+成果・失敗
(例)私はどうして販売外交に成功したか
18.「理由、なぜ」を入れる
- 成果+理由
(例)暑さに「救心」。その理由は、、、 - なぜ+成果
(例)なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?
19.「どれ、どの、このような」を入れる
- どれ、どの、このような+自称、悩み、サービス、商品
(例)あなたはどっち?
(例)あなたのご家族やご友人にこんな方はいませんか?
20.「ほかに(誰か)」を入れる
- 事象、サービス、商品+ほかに(誰か)
(例)査定だけでも大歓迎!他店より1円でも安ければご相談ください!
21.「求む」を入れる
- 求む+自称、サービス、商品
(例)服を変え、常識を変え、世界を変えていく同志求む
22.「これ、この」で始める
- これ、この+事象、成果、サービス、商品
(例)このハリも、弾力も、輪郭も。ぜんぶ本物。
23.理由の「~だから」を入れる
- 原因+~だから+結果
(例)本気、だから。No.1
(例)菌は見えない!だから、きれいに見えても、1日1回、ラク技除菌!! - 結果+~だから+原因
24.仮定の「(もし)~なら、(もし)~しても」を入れる
- もし~なら+商品、機能、対応策
(例)もしご満足いただけなければ返金できます。
25.「アドバイス」という言葉を入れる
- アドバイス・アドバイス的表現+情報、対応策、機能
(例)ご存じでしたか?Yahoo!プロモーション広告の便利な仕組み
その他訴求
これまでご紹介させた訴求をミックスさせた訴求の仕方になります。
26.「証言スタイル」にする
- 成果、問題+証言表現
(例)ずっと続けていきたいです。
(例)最近、歯茎が弱ってきたみたい。年齢のせい?
27.「読み手を試す質問」をする
- 状況、ヒント+疑問符
(例)女の子の登校率が揚がると子供の死亡率が下がる。なぜでしょう?
(例)なぜ、このサイトではあなたの不動産を高く売ることができるのか?
28.「1ワード見出し」にする
- キーワード
(例)反撃だ。
29.「2ワード見出し」にする
- キーワード+キーワード
(例)ぷるるん、ぴん!
(例)合体、ドーン!!
30.「3ワード見出し」にする
- キーワード+キーワード+キーワード
(例)学生!家族!3年!
(例)初夢・初福・初ハブラシ
31.「いまはまだ買わない」ように伝える
- 否定文+メッセージ
(例)新 買ってはいけない10
32.広告主から相手に「直接」語りかける
- 口語体+情報提供
(例)化粧直しは面倒、と約86%の女性が思っています。
(例)このマークがあれば、水着も!おうちで洗えるって知ってた?
33.「特定の個人やグループ」に呼びかける
- 特定のターゲットの特性+特定のターゲットの年代・セグメント
(例)新年のおじいちゃん、おばあちゃんへ。家紋イオン新入学
(例)週2回以上、お化粧が面倒くさいと思う女性の皆様へ!
34.「質問形式」にする
- 軽いタッチ+疑問文
(例)セコム、してますか?
(例)おうすいところはございませんか?
35.ベネフィットを「事実と数字」でつたえる
- 数字+事実
(例)たった2か月で、このカラダ
(例)もう一個、無料プレゼント - 事実+数字
もっと詳しく、売れる「型」を知りたい方へ
これらの型は、特に『最強のコピーライティングバイブル』に豊富な事例とともに紹介されています。
もっと知りたい方はぜひ購入してみてください。
手元においておくと、便利です。