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「コンテンツマーケティングとオウンドメディアって、同じものなの?」と悩んでいる方も多いでしょう。
混同されがちなコンテンツマーケティングとオウンドメディアですが、実は全く意味が異なります。今回は、コンテンツマーケティングとオウンドメディアの違いについて詳しく解説します。
さらに、コンテンツマーケティングとオウンドメディアの始め方もお話するので、参考にしてみてください。
コンテンツマーケティングとは
コンテンツマーケティングとは、その名の通りコンテンツ(情報)を使って行うマーケティング手法のこと。ユーザーのニーズに適したコンテンツを提供してファン化を達成させ、最終的に自社の商品やサービスの購入につなげるための手法です。
「具体的にどういうこと?」と疑問に感じる方もいるかもしれないので、キャンプ道具を販売しているA社を例に説明していきましょう。
A社のユーザーとは、キャンプに興味がある人ですよね。このため、A社がキャンプに役立つ豆知識などを紹介するWEBサイトを立ち上げれば、ユーザーは「この会社良いな」と好感を持つかもしれません。
そして、実際にキャンプをするときに、「いつも見ているあのサイトから道具を買おう」と行動してくれる可能性があるでしょう。このように、コンテンツを使ってユーザーを自社の目的まで促す手法がコンテンツマーケティング手法です。
コンテンツマーケティングの配信先は、検索エンジンだけではなくSNSやメールマガジン、広告など様々です。ちなみに、コンテンツSEOという言葉もありますが、コンテンツSEOの場合は検索エンジン対策のみのコンテンツマーケティングを指します。
オウンドメディアとは
オウンドメディアとは、自社で保有するメディアのこと。
本来は、パンフレットや広報誌なども当てはまる言葉ですが、一般的には自社で運営しているWEBサイトやブログを指すことが多いです。
つまり、先ほどの例を挙げると、キャンプ道具を販売しているA社が運営するWEBサイトがオウンドメディアということになります。
コンテンツマーケティングとオウンドメディアの違い
コンテンツマーケティングとオウンドメディアは、どんな点が異なるのでしょうか?
具体的な違いや目的について解説していきましょう。
コンテンツマーケティングは「手法」、オウンドメディアは「メディア」
コンテンツマーケティングは「手法」である一方で、オウンドメディアは手法を成功させるための「メディア」です。
先ほどお伝えしたように、コンテンツマーケティングはユーザーを集めて育成し、自社の商品やサービスを買ってもらうための手法を指します。
一方、オウンドメディアは、コンテンツマーケティングを成功させるために利用するメディアのこと。
コンテンツマーケティングの一例として、オウンドメディアで情報を提供することで、ユーザーに自社の商品やサービスを購入してもらうように誘導するのです。
つまり、オウンドメディアは、コンテンツマーケティングの一部といえるでしょう。
2つの目的とは?
コンテンツマーケティングとオウンドメディアは、言葉は異なりますが両者とも「自社商品やサービスの購入につなげる」という目的を持っています。自社商品やサービスがいくら良いものでも、ユーザーにアピールしなければなかなか購買率は上がりません。
そこで行うのが、コンテンツマーケティングです。
ユーザーにとって有益な情報を流し、自社や商品・サービスに興味を持ってもらえれば中長期的な収益が期待できるでしょう。コンテンツマーケティングを成功させるための1つの手段として、オウンドメディアで良質な情報を流せば、新たな顧客と接触することが可能です。
また、既存顧客にも自社の良さをアピールできるので、リピーターへの育成もできますね。
このように、コンテンツマーケティングとオウンドメディアは、「ユーザーの関心を引いて自社商品やサービスの購入へ誘導する」という目的のために行うものです。
マーケティングを始める前にトリプルメディアも押さえておこう
コンテンツマーケティングとオウンドメディアの違いがわかったら、ぜひ「トリプルメディア」についても押さえておきましょう。
こちらでは、トリプルメディアの意味について解説します。
トリプルメディアとは何?
トリプルメディアとは、企業と消費者を結ぶメディアを3種類に分類したもののことです。
先ほど紹介した「オウンドメディア」も含めて、トリプルメディアは以下3種類のメディアに分けられています。
- オウンドメディア
- ペイドメディア
- アーンドメディア
3種類のメディアは仕組みやメリット・デメリットが異なるため、それぞれの特徴を考慮したうえでマーケティングを行う必要があるのです。
オウンドメディアについては紹介したので、ここからはペイドメディアとアーンドメディアの概要についてお話します。
ペイドメディアとは
ペイドメディアとは、費用を支払って利用するメディアであり、テレビやラジオなどのマス広告やWEB広告などが挙げられます。
短期間で幅広いターゲット層にアプローチできるため、即効性が求められる商品・サービスに適しているでしょう。
一方で、広告費用がかかるからこそ、ターゲティングが不十分な場合に見込みのない顧客までアプローチしてしまい、費用対効果が得られないこともあります。
アーンドメディアとは
アーンドメディアとは、SNSや口コミサイトなど消費者の意見が反映されるメディアのこと。
他2種類のメディアと異なり、消費者が主体で発信するものなので、企業がメディア自体の情報をコントロールすることはできません。
しかし、ユーザーに生の声として認識されることにより自社の信頼性が上がったり、話題になれば一気に情報を拡散できたりなどのメリットもあります。
利用するにあたっては、ユーザーの心を射止められる発信を意識し、表現を選んで炎上対策も行いましょう。
コンテンツマーケティングとオウンドメディアの始め方
コンテンツマーケティングとオウンドメディアは、どちらも自社の売上を上げるために欠かせません。ここで気になるのが、コンテンツマーケティングとオウンドメディアはどうやって始めるのかということですよね。
では、コンテンツマーケティングとオウンドメディアを開始する手順について解説していきましょう。
コンテンツマーケティングの手順
コンテンツマーケティングを行う手順は、以下の通りです。
まずは、自社の商品・サービスを利用する典型的なユーザー「ペルソナ」を設計します。
次に、ペルソナが商品を購入し利用するまでの道のりを表した「カスタマージャーニーマップ」を作成しましょう。
ペルソナの感情や行動などを考慮しながら制作したうえで、作成が必要なコンテンツをリスト化してみてください。
後は、コンテンツを制作し、実施してからも定期的な振り返りを行なってPDCAを回していきましょう。
オウンドメディアの設計手順
オウンドメディアを設計するときは、ユーザーはもちろん検索エンジンにも評価されるWEBサイトを目指す必要があります。
検索エンジンから高評価を受ければ、検索結果で上位表示され、多くのユーザーの目に留まるため、SEO面も考慮したWEBサイト作りを行いましょう。
具体的なオウンドメディアの設計手順は、以下の通りです。
まずは、自社サイトのターゲットを明確にするためにペルソナを設計し、顧客がどんな悩みを持っているのかについて明確にします。ペルソナを設計できたら、何を提供すれば有益だと思われるのかを意識しながら、WEBサイトのコンセプトを決めてみてください。
さらに、カスタマージャーニーマップを作成し、自社サイトでペルソナがどのようなステップで最終目的まで至るのかを把握します。同時に配信頻度や運用方法を決定し、WEBサイトとコンテンツ制作を行なっていきましょう。
自社サイトを立ち上げてからも、アクセス解析ツールなどを使ってPDCAを回し、改善を行いながらより良いオウンドメディアを運用してみてください。
まとめ
今回は、コンテンツマーケティングとオウンドメディアの違いについて詳しく解説しました。
自社の売上を上げるうえで、コンテンツマーケティングは「手法」であり、オウンドメディアは手法を成功させるための「メディア」です。それぞれの特徴を押さえたうえで、自社の最終目標を達成するための施策を行なってみましょう。