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おいしい料理、良いサービスを提供していれば、お客さんは必ず来てくれる。
本当にそうでしょうか?
自分が生産している商品に自信を持っている方は多い。
でも、なぜか売れない。
一度、食べてもらったら、使ってもらったら、理解してもらえるはず。
スティーブジョブスは言いました。
いくら素晴らしいものを作っても、伝えなければ、ないのと同じ
中身は全く変えずに、売上を伸ばした実例
「これは売れる!」
そう確信して開発した商品がほとんど売れなかった。
そんな経験をした人は少ないでしょう。
ここでは、私も含めて、そんな方々にとって目の覚めるような逆転劇をお伝えしたいと思います。
日清カップヌードル<アメリカ編>
日清のカップヌードルは今や、世界中で売れています。
ですがアメリカ進出当時は、全く売れなかったそうです。
ところが中身はほとんど変えず、「あること」を変えただけで、それまで全く売れなかったカップヌードルが大ヒットした。
何だと思いますか?
たった一言付け加えるだけで、売れないものが売れた
答えは、営業トーク。
たった一言付け加えただけで、売れるようになったというのです。
それは、
「この商品は、具の多いスープです」
とセールストークに付け加えたこと。
カップ麺に馴染みのなかったアメリカ人も、スープはよく飲んでいたので、どんな商品なのか理解できたんですね。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのクリスマス
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のV字回復を実現した立役者、森岡毅氏については、これまでも紹介してきました。

日清カップヌードルと同じように、内容はほとんど変えず、言葉を変えただけで劇的な売上を伸ばした例は、森岡氏からも学ぶことができます。
森岡氏が就任する前、USJのクリスマスCMは「こんなことしてます」とイベントを紹介する説明的なものでした。
ところが、森岡氏が狙ったCMを流したとたん、前年の倍以上の来場者が来たという。
一体、何を言ったのか?
ターゲットを絞り、眠っている感情を呼び起こした
マーケティングは、徹底した消費者理解から始まることを、森岡氏は口を酸っぱくして言っています。(・・・と、私は感じます。)
森岡氏が戦略ターゲットとして絞りに絞ったのは「小さな子供さんがいる親」。
クリスマスイベントというと、若い子たちやカップルがターゲットになりそうなもの。
いろんな層からターゲットを絞り、親の切ない感情を呼び起こして、劇的に来場者を増やしたコピーが、こちらです。
いつか君が大きくなってクリスマスの魔法が解けてしまうまでに、、、
あと何回こんなクリスマスが過ごせるかな・・・
このCMを見た時、お父さんはドキッとしたでしょう。
そうか、大人になったら、クリスマスを娘と一緒に過ごすことができなくなるんだな・・・と。
売上を100倍にした冷凍うどん
もうひとつ、事例を紹介します。
安価なのに、品質は良くて、メーカーは必ず売れると信じて疑わなかった冷凍うどん。
ところがいざ販売してみると、予想に反して全く売れなかった。
このうどんは、元々、お客さんの声から生まれたそうです。
それまでアルミ製の容器に入っているのが主流で、「エコじゃない」「アルミ製の容器を食卓に並べたくない」という声を受けて、うどんとスープと具を袋に入れた「袋入り冷凍うどん」を開発したのです。
ある部分を変えただけで、売上が100倍に!
担当者は、この冷凍うどんは、必ず売れるはずだと信じていました。
中身はいうことなしで、価格だって安い。
売れない理由がわからなかったそうです。
そこで、ある部分だけを変えて、もう一度、市場に問うてみた。
すると、面白いように売れていく。
売上は100倍にもなりました。
一体、何を変えたのか?
答えは、キャッチコピー。
それまでパッケージにはいろいろなことを書いていたそうですが、そのすべてを「お水がいらない」という一言に集結させたのだそうです。
それだけで価値が一気に伝わり、ほんとうにそれだけで、売れた。
中身は同じでも売り方を変えれば、売れ方も変わる
ここでご紹介した3例は、中身はほとんど同じです。
変えたのはセールストークやコピーなど「売り方」。
それで結果は、100倍にもなる。
これは、普通にホームページを作るのと、戦略ターゲットを設定して作るのと、成果がまったく変わってくるのと同じです。
自信のある商品・サービスが売れないなら「売り方」を工夫してみると、結果は違ってくると思いますよ。
こうしたコンサルアドバイスはスポットでもお受けしてますので、お気軽に問い合わせください。