コロナ禍で明らかに変化したブランド構築の在り方

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これまで、マーケティングにおいて「ブランディングする」ことは重要課題でした。

その意味するところは、ルイ・ヴィトンやプラダのように、競争の中で独自の価値を築くことに重点が置かれていたように思います。

しかしSNSが急速に広まってきたあたりから、徐々にブランディングの構築手法が変化してきました。

業種によってはマーケットが飽和状態になったからでもあるでしょう。

独自の価値を築くことがブランディングの最終ゴールであることに変わりはなくても、それ以前の「段階」が問われるようになってきました

というより、もしかすると、ブランディングの本質が問われるようになってきたのかもしれません。

目次

コロナ禍で明らかに変化したブランド構築

新型コロナウイルスの世界的なパンデミックは「本当に必要なものしか買わない」という一般消費性向を決定づけました。

飲食店の立場に立てば、脅威です。

自粛要請が出て外食機会が減り、うちごはんの在り方が見直された結果「外食しなくても意外とお家で美味しく食べれるじゃん?」みたいな認識が芽生えたのですから。

どれだけ料理を工夫し、サービスを差別化して独自の価値を築こうとしてもその前に「あるもの」がなくては、選ばれなくなったんです。

その「あるもの」とは、親近感

見込み客を顧客化する決定打

具体例をあげると、SNSに投稿する時、新商品のお知らせや特価セール、イベント開催よりも「今日もいい日ですね!」という投稿の方が、反応が良くなっているのです。

そうやって顧客との親近感を深めるコミュニケーションをしながら、その関係性の中で販売していく

そういうスタイルが、持続して事業を継続していく道なのではないかと考えています。

顧客との関係性が出来ていれば、見込み客を紹介してくれたり、リピートにも繋がりやすくなりますしね。

お店への愛着度=親近感の積み重ね

マーケティング理論としては、顧客をセグメント分けして、それぞれのセグメントごとにロイヤルティ(お店への愛着度)を高める施策を考えるのがブランド構築だと西口一希氏の著書を通して書きました。

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ここには重要な視点があります。

ブランド構築のための独自価値の創出は、他社との競争の中だけにあるのではなく、顧客個人の中に育っていくものもあるという事です。

これまでの流れを、完結にまとめるとこういうことです。

親近感をひたすら積み重ねることで、愛着が深まり、顧客の中にそのお店のブランドが育っていく。

そうして、販売に繋がる。

コロナ禍を経て、見込み客フォロー➡販売までの段階での在り方が、一方的な情報提供から、双方向コミュニケーションに変わってきた、ということです。

そう考えると、SNSは見込み客との親近感を積み重ねるツールとして、今のところ最適でしょう。

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