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ビジネスに関心の深い方ならココナラを知らない人はいないでしょう。2017年から4年間で売り上げは8-9倍。2021年は27億円になる見込みです。
ココナラは、個人のスキルを売り買いする新しいビジネスモデル。多くの人が大きな経済不安の中で、自粛を強いられたコロナ禍はむしろ追い風だったようです。
ここでは、3年間で販売価格を60倍にしたリアルな実績をもとに、こうしたマーケットプレイスでどう戦えば勝てるのか?解説したいと思います。
※この記事は、2021年3月に執筆しました。この時点から、さらに加速させ、2023年7月にココナラ攻略ノウハウを体系化しております。過程も参考になると思いますので、この記事はそのまま残しますが、ご興味のある方は下記をご覧ください。
今、ココナラが熱い!副業で700万稼いだ出品者に見るリアルな稼ぎ方
もし今、以下のようにお考えなら、これからお話しすることはお役に立てると思います。
- 自分の好きなこと、得意なことで誰かのために役立てたい方。
- 本業以外で収入を得たいとお考えの方。
- 将来に備え、自分ひとりで稼ぐスキルを身につけたいとお考えの方。
- 場所や時間に縛られず、自分のライフスタイルに合わせて働きたい方。
- リアルでの対話は苦手だけど、人とつながり仕事をしたい方。
- 育児や家事などで生活が不規則で、パートには出れないので自宅で稼ぎたい方。
こうしたお悩み、不安をお持ちなら、ココナラで稼ぐことは真剣に考えるに値します。登録は無料なので、ひとまず登録だけでもしておいてください。
ココナラで稼げるようになるまでの手順
典型的なモデルケースがあります。
失礼な話ですが、ひいき目に見ても彼は優れた能力を持っていたわけではありませんでした。
上司から「お前は幼稚園児か!」と怒鳴られていましたし、へらへらしていたせいでお客さんを逆上させてしまったこともあるようです。それでも、コツコツと続けていたら、本業をこなしながら、月間80時間の労働時間で年間700万を稼げるようになっていました。
稼いでいる人からしたら、はっきりいって、大したことのない数字です。
それでも、人付き合いが苦手でコンプレックスだらけだった彼にとって、そこまで出来たことは大きな自信となりました。今回、ご紹介する方法がお役に立てると考えているのは、人より優れた能力もない彼がココナラで実績を出すためにとった戦略が、非常に再現性のあるものだからです。
さっそく、その手順を紹介しましょう。
1.価格で圧倒する
まだ、ココナラに登録していない方は、下記から登録してくださいね。
ココナラに登録したら、自分の得意分野にサービスを出品します。「得意分野がない!」という方は、下記の記事をご覧になってください。
具体的な出品の仕方にもコツがあるのですがそれは上の記事にゆずるとして、概略をお伝えしますね。
- 同様の分野の出品数と平均単価を調べる。
- その分野において、もっとも購入数が多く、評価が高い出品者をピックアップする。
- ピックアップした出品者と同等かそれ以上の内容を、その分野の最低価格で出品する。
上記は、いずれも省略してはいけません。実績を出していくためには、ここがもっとも重要だからです。同等の内容が1万円で、最低価格が500円であれば、最低価格の500円を選びます。
「そんな価格でやってられないよ」
と思うかもしれません。でも、広告費だと思ってやってください。そもそも、新しいサービスを広めるには、多くの場合、もっと膨大な広告宣伝費が必要になるのです。それをケチった時点で、売れるわけがありません。
2.良い評価をもらうために徹底して尽くす
出品の仕方にもよりますが、そこまですれば、たいがい購入してくれます。購入してくれたら、ポイントはたったひとつ。
この値段で「ここまでするのか!と購入者がひっくり返るくらい、尽くすのです。それだけをとことん意識してください。目的は、クチコミで高評価を得ること。
ココナラでは、取引が完了すると互いを評価する仕組みがあります。このクチコミを99%のユーザーが確認し、参考にします。つまり、クチコミ数が多ければ多いほど、その出品者の信頼度は高くなり、その評価は大きな権威をもつ。
購入者の期待を大幅に上回れば、高確率で良い評価が得られるので、それで自分の出品サービスをどんどん肉薄し、権威を高めていくわけです。
3.価格を上げていく
良い評価のクチコミが10件ほどたまったら、少しずつ、値上げをしていきます。
値上げ幅は、分野にもよりますが、10万円くらいまでは2倍が目安です。500円➡1000円、5000円➡1万円、1万円➡2万円、2万円➡4万円・・・というように。
ただし、価格を上げたら1か月くらいは以下の点に注意をしてください。
- 値段を上げてから、ガクッと問い合わせが減り、それが1か月続いた。
- 価格を上げてから、お気に入り数やフォロー数が減り、それが1か月続いた。
- 価格を上げてから、検索順位が価格変更前に比べ落ち続け、それが1か月後も改善されなかった。
上記のうち、2つ以上当てはまる場合は、可能性が2つ考えられます。
まだ値上げ時期ではないか、もしくは、値上げ幅が小さすぎたか。
多くの場合、前者だと思って、あわてて値下げする方が多いのですが、実は後者である場合も少なくありません。今回のモデルケースとなった彼もそうでした。
値上げに成功したモデルケース
彼が出品したサービスは、WEB制作です。WEB制作は最低価格が5000円。最高が50万円(2017年当時)。
5000円から2万円まで順調に値上げしてきたとき、ガクッと問い合わせが減りました。そこで調べてみると、1万円で出品している出品者が非常に多く、差別化が難しい状況で、もしかしたら購入者側の予算目安として2万円という額は中途半端なのではないかと思ったんです。
試しに、5万円にしてみると、どうでしょう?
1週間たたずに問い合わせが入り、購入につながりました。
そのときに、わかったんです。価格帯ごとにまったく違う顧客がいるんだ、と。失礼な言い方かもしれませんが、500円には500円の顧客がいて、1万円には1万円の顧客が、5万円には5万円の顧客がいるということです。この場合は、2万円の価格帯に、顧客がいなかったということ。
WEB制作の販売価格を3年間で60倍にした仕組を大公開
お気づきの方もおられるでしょう。上記のモデルケースは当社自身のことです。
当社のWEB制作事業では、戦略的ホームページ制作サービスを請け負っています。「戦略的」とつけるのはもちろん理由があります。
ホームページ制作に必要なスキルは、プログラマー的スキルだけでは務まりません。WEB構築するデザイナー的スキルと、それと、売れる仕組み作りをするマーケティングスキルの双方が必須です。なぜならホームページというのは、事業戦略において重要な役割を持つことが多いからです。
新型コロナの影響で、デジタルはより加速して、人々の生活に不可欠になってきましたから、ホームページの戦略的立ち位置はますます重要になってきました。ですが、プログラマー的スキル、デザイナー的スキル、マーケティングスキル。それらをバランスよく持ち合わせたWEB制作会社はそうそうありません。
WEB制作会社はたくさんありますが他に出会ったことがない。
ホームページ制作を事業のひとつとしているのは、そのすき間を狙えると考えたからでした。その狙いはあたり、おかげ様で、3年間で販売価格を60倍にすることができました。
その手順は先にお伝えしたので、その仕組みをより詳細にお伝えします。
販売価格を60倍にした仕組みとは?
WEB制作サービスは、ピンからキリまであります。
お伝えしたように、ココナラでは最低価格が5000円、最高価格が50万円(2017年時点)でした。その差は100倍。出品者も、素人から、WEB制作会社まで、プロアマが混在しています。
5000円から60倍の30万円にまで値段をあげるには、根拠がなければいけません。ユーザーに対する説明が必要です。
ここで真っ先に、品質、を持ってくるのは賢明ではない。まず売切れ状態にするんです。売切れになるということは、表向きには、その商品・サービスに需要があって、供給が追い付いていないということ。
経済現象でいうと物の価値が上がる「インフレ」です。その状態を、意図的に作り出すのです。
商品・サービスによりますが、その人にしかできない仕事である場合、「インフレ」状態を演出するだけで、1.2~3倍の値付けができます。
差別化する最も簡単で難しい方法
差別化するのにもっとも簡単で、難しい方法が、値上げでしょう。人は、高いには高いなりの理由があると考えます。もちろん、根拠があっての値付けであり、その価値に見合うサービスを提供できなければ、クレームの嵐ですから、持続性を求めるとコツコツ努力しなければいけません。
そこが難しいという意味ですが、でもそれは、顧客に価格以上の価値を届けようと思えば、ごく当然のことです。その当たり前の努力を続ける意思があるのなら、そもそも安く売るべきではありません。
スタート当初は選ばれる理由づくりのために、損してでもサービス提供しますが、最終的には品質なりの値段をつけるべきです。
1時間80万円を請求する経営コンサルタント
ある経営コンサルタントは、富裕層だけを顧客にしていてなんと1時間80万円もらっているそうです。その方は富裕層向けに英語教材の開発にも携わっていて、たしか3か月で40万だったと思いますが、販売していました。
顧客となる富裕層の理屈はこうです。3か月で英語を習得できるとするなら、1時間80万円なんてめちゃくちゃ安いじゃないか・・・。こうした人は、安いところを選びません。
そういうところには、その値段でしか集まらない顧客がいる。富裕層は、そこを避けたがります。だから多少割高でも、高値の方を選択する。
値上げスパイラルを作る
まとめると、値上げして、売切れ状態にし、自分の商品・サービスをインフレ状態にし、さらに値上げして、売切れにする。
当社では、これをひたすら繰り返し、3倍、10倍、20倍、30倍へと、価格をあげていったのです。もちろん、内容を伴って。先にご紹介したステップを振り返ってみましょう。
そう、ポイントは、インフレ状態を演出すること。仕組というと、大袈裟ですが、これを上手に演出できれば、値上げがスムーズに自然に可能です。
理念を忘れないこと
ただし、ひとつだけ重々注意しないといけないことがあります。
それは、理念、哲学を大事にすること。
限りある時間で、最大効率を求めるのは事業として当然ですが、「利」ばかりを求めて、人間関係や自身の内面を磨くのをおろそかにしていると、値上げ幅と実際の価値とが見合わなくなる可能性があります。顧客との関わり方を変えなくてはいけないかもしれません。
人によっては、顧客との関りこそ大事にしたいという場合に、望まない結果となるかもしれない。それでは、何のために値上げをしたのかわかりません。値上げは、自他ともに幸せになる為に行うべきものです。私は、縁と恩と感謝をたいせつにしたいので、いくらお金を積まれても、出来ない仕事を無理して引き受けないようにしています。
デジタル社会だからこそ、アナログ的な人間力に価値はつく
デジタル社会では直接的な、人と人のやり取りがないので、温度感、というか、相手がいる、という意識が希薄になりがちであるように思います。
私は、ネットビジネスにおいて、その温度感を感じられないやり取りはしないように心がけています。直接、相手が見えないからこそ、相手のことを想像して、できる限り相手の立場に立ち、主に言葉によって、温度感を感じれる表現にする。昔は、絵文字を使うのは嫌でしたが、受け手の気持ちとしては、絵文字があると、印象がまったく変わり、冷たい文章も、(#^.^#)とあれば、優しく感じます。書き手が男性の場合、乱用すると軽率な感じになりますので、程度がありますが。
デジタル社会に必要とされる、思いやりと共感とは
そうしたことを気をつけることで、相手に安心して、取引してもらいたいと思うのです。デジタル上で直接会ったり、話したりできないからこそ、相手に、安堵感を与える。
縁については、度たび触れていますが、大事にしていると、不思議と、同じような考えの人が集まってくるんですね。取引が成立した方は皆、デジタルを通しての付き合いにおいても、人間が感じられる人ばかり。夢や目標をもって、頑張っている方。想いを実現させたい方。なんとか、今を変えたいと思っている方。すごく、熱を感じます。逆に、自分のことしか考えていない方とは、やり取りしていても、取引成立までいきません。
そういう方とは、早い段階でつき合わないように、取捨選択した方が良い。
まとめ
ココナラでリアルに稼げるようになるには、以下の1~3を繰り返していけば、確実に稼げるようになってきます。
ただし、出品する分野とやり方によっては、その成果にも、稼げるようになるスピードにも大きな差がでることはお伝えしておきます。
※この記事は、2021年3月に執筆しました。この時点から、さらに加速させ、2023年7月にココナラ攻略ノウハウを体系化しております。過程も参考になると思いますので、この記事はそのまま残しますが、ご興味のある方は下記をご覧ください。