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GoogleやAmazonも頼る、デジタルマーケティング界の世界的権威、ニール・パテルが2026年のデジタルマーケティングトレンド記事で、重要な指摘をしています。
「どこでも検索(Search Everywhere)」時代において、従来のSEO指標である被リンク数やキーワード出現頻度よりも、「サイテーション(言及)」と「センチメント(感情・文脈)」がブランドの信頼性を決定づける最重要ファクターになると。
僕は20代の後半、イタリアンレストランの店長を任されていました。その頃なけなしのお金で、リサーチを兼ねて、色々な店を食べ歩いたんです。料理が評判のお店、ワインがおいしいお店。3年以内に半分のお店が消えるといわれる飲食業界の中で、気づいたことがあります。
言葉にするのも恥ずかしいほど当たり前なのですが…「どんなに良い料理を出しても、誰かに話題にされなければ存在しないのと同じ」。2026年のAI時代にもまったく同じことが起きていると感じます。
AIが情報の「ゲートキーパー(門番)」となる中で、あなたのブランドが「誰に、どう語られているか」が、ビジネスの成否を分けるようになりました。今回はニール・パテルの最新の発信から、スモールビジネスにどう応用していくか、僕なりの考えをまとめてシェアします。
サイテーション(言及):AIは「誰が話しているか」を見ている
これまでのSEOでは、他のサイトからリンクが貼られる「被リンク」が重要でした。
しかし、AI(大規模言語モデル)の時代では、リンクの有無にかかわらず、「信頼できる場所で、あなたのブランド名がどれだけ一貫して語られているか」が重視されます。
これが「サイテーション」と呼ばれる概念。
広範囲なソースでの言及
サイテーションとは、ブログ記事、ニュースサイト、SNS、YouTube、電子書籍、ポッドキャスト、レビューサイトのスレッドなど、ウェブ全体での言及を指します。
ニール・パテルはこう言っています。
AIは、あなた自身が発信する情報よりも、『他者があなたについて何と言っているか』を信用する。信頼できる第三者のソースで一貫して名前が挙がることで、AIはそのブランドを『推奨すべき権威』として認識する。
AIは、あなた自身が発信する情報よりも、「他者があなたについて何と言っているか」を信用するわけです。信頼できる第三者のソースで一貫して名前が挙がることで、AIはそのブランドを「推奨すべき権威」として認識される。
考えてみればこれは当然で、レストランで言えば「食べログの口コミ」や「ミシュランガイドへの掲載」のようなものですよね。自分で「うちの料理は美味しいです」と言うよりも、第三者が「あの店は本当に美味しい」と言ってくれることの方が、はるかに信頼されるのと同じ。
そのためにはあらゆるメディア、プラットフォームで、自社ブランドの認知を広げていく必要がある。僕は今、SNS(X,Instagram、Threads、TikTok)に加え、YouTube、note、Amazon Kindle、Audiobook、satand.fm、ココナラ、ランサーズなど、あらゆるプラットフォームに手広くやっています。
かなり大変ですが、中長期的に考えると、これはSEO対策の一環なんですね。これらの活動の中で一定の信頼を得ることが目的。
不可視化のリスク
もし、信頼できるソース(AIが学習データとして重視するサイトやコミュニティ)であなたのブランドが言及されていなければ、AIチャットボットの回答において、あなたのブランドは「存在しない」も同然(Invisible)になってしまいます。
これが、2026年以降の最大のリスクです。
どれだけ良いホームページを作っても、どれだけSEO対策をしても、AIに認識されなければ、顧客の目に触れることはありません。また、どれだけ特定のプラットフォームで強くても、そのプラットフォームの影響力が置いたり、アカウントが消されたりすることも考えられるので、やはりあらゆる場で発信をし、広範囲なソースからの言及を意図的に設計することが重要といえるでしょう。
センチメント(感情・文脈):AIは「どう話されているか」を理解する
しかし、ただ名前やブランド、サービスが挙がれば良いわけではありません。
AIはテキストの文脈を理解できるため、その言及が「肯定的(ポジティブ)」か「否定的(ネガティブ)」かを分析します。
ランキングへの影響
肯定的な議論や好意的なレビューが多いブランドは、AIの回答で上位に表示されやすくなるのは確かなようです。逆にいうと、ネガティブな文脈で語られている場合、AIの推奨から除外される可能性がある。
ニール・パテルの記事から引用します。
センチメントは、AIがブランドをどう評価するかを決定する。肯定的な文脈で語られているブランドは、推奨リストの上位に表示される。
パテル氏は、パタゴニア(Patagonia)やTOMSのようなブランドを例に挙げ、社会貢献活動などを通じて顧客の「好意(Goodwill)」を獲得することが、結果として強力なポジティブ・センチメントを生み出す戦略であると提唱しました。
パタゴニアは、環境保護活動を積極的に行い、顧客から「支持されるブランド」として認識されている。その結果、SNSやブログで「パタゴニアは素晴らしい」という肯定的な言及が自然に増えていきます。
SEOの「被リンク」に近い、考え方かもしれません。いわゆる、社会的証明。これが、AI時代においても最強のSEO対策になることは間違いない。
だから、トレンドや形は変わっても本質は大きく変わりません。やはり「信頼形成」のためのコンテンツ発信が普遍的な価値なんですね。
顧客から「支持者」へ
ニール・パテルの言葉を借りれば、バックリンク稼ぎではなく、ブランドの姿勢に共感し、肯定的な話題を広めてくれる「支持者(Loyal supporters)」を作ることが、AI時代のSEO対策になるということです。
そういえばレストラン時代、僕が尊敬する社長に教わったのは「お客さんをファンにする」ことの重要性でした。レストランは料理がおいしい、接客サービスがいい、というのは枝葉の評価の一部に過ぎない、と聞かされていたんです。また来てもらうにはどうすればいいか、それを誰もやらないレベルまで泥臭く考え、アイデアを出し、実行する。それがレストランのマーケティングだと理解した。
ファンになってくれたお客さんは、勝手に友人に紹介してくれますよね。今だったらSNSで写真を投稿してくれます。メールや手紙を送れば、喜んでみてくれて、誕生日や記念日には必ず利用してくれる。そうして「あの店は本当に良かった」と、肯定的な文脈で語ってくれます。
これが、2026年のAI時代にも必要な戦略だといえるでしょう。
具体的な対策と測定
ただ、環境は常に変化している。ホームページ集客においては、従来のGoogle検索順位だけを追うのではなく、以下の点に注力する必要があります。
「良い評判」を増やす
リンクを貼ってもらうこと以上に、YouTubeやSNS、ポッドキャストなどあらゆるプラットフォームにおいて「良い文脈」で話題にされることを目指すべきだと、ニール・パテルも言っていました。
これは『誰が一番声が大きいか』ではなく、『誰が信頼されているか』の競争だ。
具体的には、以下のような施策が有効だとされる。
顧客インタビュー記事を第三者メディアに掲載してもらう
自社ブログではなく、業界メディアやニュースサイトに「〇〇社の取り組み」として紹介してもらうことで、AIが「信頼できる情報源」として認識します。
SNSでの肯定的な言及を促進する
顧客が自然に「良かった」と投稿したくなるような体験を提供します。これは、無理に「口コミを書いてください」とお願いするのではなく、感動体験を提供することで自然発生させることが重要です。
業界コミュニティでの存在感を高める
日本国内でいえば、クラウドソーシングサービスや音声プラットフォームなどあらゆるプラットフォーム、コミュニティで、専門家として価値ある情報を発信。自社の宣伝だけではなく、純粋に役立つ情報を提供することで、「この人は信頼できる」という評判が広がります。
ブログの役割変化
自社のブログ記事も、アクセス数を集めるためだけでなく、AIモデルに「自社がこのトピックの専門家である」と学習させるためのデータとして機能させる必要があります。つまり、「人間に読ませる」だけでなく、「AIに学習させる」ことを意識して書く必要があるということ。
ニール・パテルからの学びをやや意訳して紹介しますが、具体的には、以下のような書き方が有効とされています。
専門用語を明確に定義する
AIが「この記事は〇〇について詳しく解説している」と理解できるように、専門用語を明確に定義します。
一次情報を提供する
他の記事の引用ではなく、自社の経験やデータを提供します。AIは「オリジナルの情報源」を高く評価します。
構造化データを使用する
Schema.orgのマークアップを使用し、AIが記事の内容を理解しやすくします。
ただ、悩ましいところは、従来の分析ツールでは、AIの回答内での言及は測定できません。今後は、ChatGPTやPerplexityなどで、自社がどのように、どのような文脈で表示されているかを追跡する新しい「AI可視化ツール」の活用が必要になってくるでしょう。
現時点では、手動で確認する必要がありますが、AI検索での表示状況を自動追跡するツールが登場するのは間違いないと思います。
まとめ:信頼こそが最も重要なランキング要素
ニール・パテルは、「信頼(Trust)こそが最も重要なランキング要素である」と断言している。
AIに選ばれるためには、技術的なハックではなく、実際にユーザーから好意を持たれ、肯定的に語られるような「本物のブランド力」を構築することが不可欠。
ぞろ屋では、ホームページをデザインとか、SEOといった枝葉の評価ではなく、中長期的に経営を支える「事業資産」として設計することを重視しています。どうすれば見つけてもらえるか、どうすれば比較されて選ばれるか、そしてどうすればファン化できるか。これをクライアントに深くヒアリングしながら、勝てるレベルまで構築します。
2026年のAI時代こそ、「勝てるホームページ」は強く求められるようになるだろうと確信しています。もし「うちのブランド、AIに認識されているのか不安」という方がいたら、無料で戦略相談を受け付けているので、ご連絡ください。
参考記事
Neil Patel: Digital Marketing Trends & Predictions 2026
https://neilpatel.com/blog/digital-marketing-trends-predictions/


