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「広告費をかけても、思ったほど売上が伸びない…」
「SEOに力を入れてるけど、いつ成果が出るのか分からない…」
こんな悩み、あなたにもありませんか? あるいは、ホームページの運用について、どうやって集客するか考えるとき、どちらにすべきか、両方取り組むべきか、迷っているかもしれません。
どんなビジネスであれ、「集客」はすべての事業における生命線です。WEB集客をどう設計するかで、1年後・2年後のビジネスは大きく変わります。
では、時間をかけてじわじわと成果を出す「SEOを中心としたコンテンツマーケティング」と、お金をかけて短期的に集客を狙う「リスティング広告」では、どちらが有効なのでしょうか?
今回の記事では、前提を同一条件として、両者を24ヶ月間で数値シミュレーションし、「どれだけ売上が上がるのか」「利益は残るのか」「投資対効果はどうか」を比較してみました。もちろん前提が違えば結果も違いますし、業種業態ごとに特性があります。ホームページの設計の仕方や、成約率の高いコピーライティングができているかどうかでも、変わるでしょう。
そのため、あくまで参考とはなりますが、これからWEB集客に取り組みたい人に、お役立て頂ければと思います。感覚ではなく、ロジックと数字で集客戦略を選ぶヒントになると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
SEOとリスティング広告、それぞれの特徴と違い

SEOとリスティング広告は、ホームページやランディングページをもったときに、どちらも検討すべきWEB集客の代表的な手法です。しかし、その集客の仕組み・コスト構造・成長性はまったく異なります。
ここでは、それぞれの特徴を具体的に見ていきましょう。
SEOの特徴|時間はかかるが「資産」になる
SEO(検索エンジン最適化)は、Googleなどの検索エンジンから自然に流入してくるアクセスを獲得する施策です。自社ブログやサービスサイトに、ユーザー=見込み客が「自ら探してたどり着く」のが最大の特長です。
この手法は、コンテンツを積み重ねるごとに徐々にアクセスが増え、中長期的に集客が安定する「資産型モデル」になります。
メリット
- 検索上位を獲得できれば、広告費ゼロでアクセスが継続する
- 見込み客の「課題認識」や「購買意欲」に合わせてコンテンツを用意できるため、質の高いリードが集まる
- コンテンツの追加や更新を続けることで、複利的に効果が積み上がる
- 蓄積されるほどに「資産」となり、ストック性が高い
デメリット
- 成果が出るまでに時間がかかる(3〜6ヶ月が目安)
- キーワード戦略、記事構成、内部リンク設計など、一定の知識と技術が必要
- Googleのアルゴリズムに左右されやすい(順位変動リスクがある)
リスティング広告の特徴|すぐ効果が出るが「費用依存」
リスティング広告は、Google広告やYahoo!広告、SNS広告など、有料で見込み客の目の前に情報を届ける仕組みです。広告文とキーワードを設定すれば、即日配信が可能。つまり、お金はかかりますが、SEOのように時間はかかりません。短期で一気に集客したい人には非常に強力な武器になります。
メリット
- 広告を出せば、即日からアクセスとリードが得られる即効性がある
- ターゲット属性や検索意図に合わせて、ダイレクトに刺さる訴求が可能
- クリック単価、広告文、CV率を調整することで集客効率を自力で改善できる
デメリット
- 広告を止めた瞬間、流入はゼロになる
- クリックされるたびに費用が発生するため、利益率が圧迫されやすい
- 広告アカウントの停止や競合の入札状況により、安定性が欠ける
- 長期トレンドでは、広告費が上がっていく可能性が高い
SEOは時間はかかるが「将来のための投資」、リスティング広告はお金がかかるが「今すぐ結果を出すための手段」といえます。まずは、両者を正しく理解することが、賢い集客設計の第一歩。
では、実際にこの2つの施策を進めた場合、24ヶ月間でどれだけ違いが出るのかを、具体的な数字でシミュレーションしていきます。

2年間の実績ベースで試算|SEO集客シミュレーション

SEOは、育つのに時間がかかる一方で、正しく運用すれば「継続的な利益」を生み出せる資産型の集客モデルです。ここでは、当社(勝てるホームページ作成会社ぞろ屋)における実際の運用実績から、月4本の記事を継続して投稿した場合、24ヶ月間でどのように成果が伸びていくのかをシミュレーションしてみます。
シミュレーションの前提条件
初期月間アクセス……100回
月間更新記事本数……4本(3万円/本)
成約率……1%
顧客あたりの年間売上……10万円
成長軌道……1年で15倍、2年で60倍(※当社運用実績平均より)
補足:各指標について
以下、SEO集客におけるシミュレーションの前提条件について、補足しておきます。
月間アクセス100回からスタート
WEBサイトを新規立ち上げたばかりの段階では、当然ながら、ほとんどアクセスがありません。本シミュレーションでは、立ち上げて3か月前後を想定して、月間アクセスが100回からスタートすることを想定します。
月間更新記事本数と記事制作単価
SEOを中心としたコンテンツマーケティングにおいて、成果を出すには、ホームページを育てていくことが欠かせません。具体的には、継続的にコンテンツを増やすことが大前提。当社での安定して成果を出すための最低限の運用実績から、記事は毎月4本更新していくと仮定します。
記事の制作費用は、1本あたり3万円で外注することとします。
成約率(CVR)と顧客あたりの年間売上(年間LTV)
成約率(コンバージョン率)は、WEBサイトの構成、ライティング、業種業態、目的、コンバージョンの定義などにより全く異なりますが、きりがないので、1%と仮定します。つまり、100件アクセスがあれば、1件が問い合わせや、購入に繋がる計算です。
一顧客あたりがもたらす売上を、年間LTVとして10万円と仮定します。これも商品単価や、継続率、継続年数が業種業態により全く違うので、ご容赦ください。
1年で15倍、2年で60倍の成長軌道を想定
SEO記事は、公開してから徐々にGoogleに評価され、アクセスが伸びていきます。当然ながら、業種業態、月間の検索ボリューム件数、それから競合サイトによっても前後するのですが、当社の運用実績平均である1年で15倍、2年で60倍の成長を想定して、計算してみます。
SEO集客シミュレーション(売上・利益・CPO・ROI)
下記の表が、前提を基に、SEO集客に24か月取り組んだと仮定したときの収益推移のサマリーです。
月 | 推定アクセス | 成約数(1%) | 売上 | 記事制作コスト | CPO | ROI | 利益 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1か月目 | 100 | 1件 | ¥100,000 | ¥120,000 | ¥120,000 | −17% | −¥20,000 |
6か月目 | 650 | 6件 | ¥600,000 | ¥120,000 | ¥20,000 | +400% | +¥480,000 |
12か月目 | 1,500 | 15件 | ¥1,500,000 | ¥120,000 | ¥8,000 | +1150% | +¥1,380,000 |
18か月目 | 2,700 | 27件 | ¥2,700,000 | ¥120,000 | ¥4,444 | +2150% | +¥2,580,000 |
24か月目 | 6,000 | 60件 | ¥6,000,000 | ¥120,000 | ¥2,000 | +4900% | +¥5,880,000 |
24か月後の推計合計
- アクセス:74,080
- 成約数:739件
- 売上:73,900,000円
- 記事制作コスト:2,880,000円
- CPO:3897円
- ROI:2467%
- 利益:71,040,000円
※CPO(Cost Per Order):1件の成約を得るためのコスト
※ROI:利益 ÷ コスト × 100(%)
※利益は商品原価を考慮していない
この表から分かるとおり、SEOは時間の経過とともにCPO(1件当たりの獲得コスト)が急速に下がり、圧倒的な投資対効果(ROI)を生み出していきます。上記の表を見ると「ほんとに??」と思われるかもしれません。しかし、年間LTVや成約率は異なるものの、当社がサポートしているクライアント様の平均的な数字になります。
もちろん、記事の質やキーワード戦略、競合状況によって変動はありますが、正しく継続すればこのレベルの成長は現実的と考えてください。
リスティング広告の収益シミュレーション

では、同条件でリスティング広告を行った場合、どうなるでしょうか?
SEOと同じく、リスティング広告にも毎月12万円を投資した場合、24ヶ月間でどのような成果になるのかを見ていきます。即効性が魅力のこの施策ですが、果たして収益面ではどこまで戦えるのか、見ものですよ。
シミュレーションの前提条件
クリック単価(CPC)……200円
月間広告費……12万円
成約率……1%
顧客あたりの年間売上……10万円
補足:各指標について
以下、リスティング広告におけるシミュレーションの前提条件について、補足しておきます。
月12万円の広告費で、クリック単価200円
本シミュレーションでは、クリック単価(CPC)を200円と仮定します。クリック単価が低ければ低いほど、結果に差が出るので、シミュレーションが難しいところですが、安くもなく、高すぎずのところで、設定してみました。
月間12万円の広告費だと、120,000円 ÷ 200円 = 600クリック/月
つまり、WEBサイトへのアクセスは600回となります。
成約率1%、LTV10万円で安定成長
リスティング広告からの流入に対して、成約率をSEOと同じく1%と仮定します。本来、リスティング広告からの成約率は、SEOからの流入に比べると高くなります。というのは、広告ターゲットは精度よく、対象とする属性にアプローチが可能で、そのためのランディングページを作り、セールスコピーを書くと、成約率は上がらない方がおかしい。
ただ、ここでは、SEO集客との比較としてシミュレーションをするため、同条件とすることにします。
リスティング広告シミュレーション(売上・利益・CPO・ROI)
以下は、リスティング広告における主要指標の推移です(24ヶ月間、数値は固定)。
クリック数 | 成約数 | 年間売上 | 広告コスト | CPO | ROI | 利益 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
毎月 | 600クリック | 6件 | ¥600,000 | ¥120,000 | ¥20,000 | +400% | +¥480,000 |
24か月後の合計
- アクセス:14,400
- 成約数:144件
- 売上:14,400,000円
- 広告コスト:2,880,000円
- CPO:2000円
- ROI:400%
- 利益:11,520,000円
※CPO(Cost Per Order):1件の成約を得るためのコスト
※ROI:利益 ÷ コスト × 100(%)
※利益は商品原価を考慮していない
この数値からも分かるとおり、リスティング広告は即効性と短期的な収益性が魅力ですが、長期的に運用していく前提で検証すると、意外なほど効果は限定的です。しかも、広告費を止めた瞬間に集客はゼロになりますし、競合の入札次第でクリック単価が上昇したり、顧客あたりの獲得単価も悪化する可能性があります。そして、SEO集客とは異なり、「積み上がりがない」ため、利益はせいぜい横ばいになるんですね。
SEO vs リスティング広告|2年間の投資対効果を徹底比較

ここまで見てきたように、SEOとリスティング広告はアプローチの方法も、成果の伸び方もまったく異なる集客手法です。では、2年間(24か月)という同じ期間・同じ投資金額で比べた場合、どちらがどれだけ効果的だったのか?
リアルに比較してみましょう。
SEO vs リスティング広告:月間成果比較
まずは、24ヶ月目時点での月間成果比較を整理した表をご覧ください。
指標 | SEO | リスティング広告 |
---|---|---|
月間成約数 | 60件 | 6件 |
月間売上 | ¥6,000,000 | ¥600,000 |
月間コスト | ¥120,000(記事制作費) | ¥120,000(広告費) |
CPO(成約単価) | ¥2,000 | ¥20,000 |
ROI(投資対収益率) | +4900% | +400% |
月間利益 | ¥5,880,000 | ¥480,000 |
投資対効果、利益額ともにSEOが圧倒的という結果になっています。CPOはSEOの方が10分の1、利益はリスティングの10倍以上という結果です。
さらに、SEO集客は記事が増えるごとに収益性が加速する「複利構造」ですが、リスティング広告は広告費を上げなければ成果も横ばいの「直線構造」です。
SEO vs リスティング広告|24か月累積比較
さて、次に、24ヶ月間の累積でどれだけの成果を積み上げられたかという点も気になりますよね。何より、時間をかけて行うSEO集客は、長期的に取り組んだときに、もっとも威力を発揮します。SEOとリスティング広告は最終的にどれだけの売上・利益を生み出すのか、累積データで比較してみましょう。
指標 | 【SEO】 | 【リスティング広告】 |
---|---|---|
アクセス数(累積) | 74,080 | 14,400 |
成約数(1%換算) | 739件 | 144件 |
売上(年間LTV×成約数) | ¥73,900,000 | ¥14,400,000 |
コスト(24ヶ月総計) | ¥2,880,000(記事制作費) | ¥2,880,000(広告費) |
CPO(1件あたりの獲得単価) | ¥3,897 | ¥20,000 |
ROI(投資対収益率) | +2,467% | +400% |
累積利益(売上 − コスト) | ¥71,040,000 | ¥11,520,000 |
ご覧のように、SEOは圧倒的な収益性であることが分かると思います。同じ金額を同じ期間投資しても、利益はリスティングの6倍以上。SEOの方が成約数が5倍以上と母数が大きい。
とはいえ、これではあまりにも、リスティング広告に不利な条件であったかもしれません。成約率が1%では前提として低すぎる、クリック単価が200円では高すぎる、と思われた方がおられると思います。そこで、もう少しリスティング広告にとって有利な条件にして比較してみることにしましょう。
補足:リスティング広告に有利な条件だった場合のシミュレーション

リスティング広告の可能性を最大限に評価するため、より好条件を想定してシミュレーションを再構築してみます。以下のように、リスティング広告において、成約率とクリック単価を変更して試算してみましょう。
クリック単価(CPC)……150円
月間広告費……12万円
成約率……10%
顧客あたりの年間売上……10万円
上記の条件であれば、以下のような成果を上げることができます。
指標 | 【SEO】 | 【リスティング広告(有利条件)】 |
---|---|---|
アクセス数(累積) | 74,080PV | 19,200クリック |
成約数(累積) | 739件 | 1,920件 |
売上(累積) | ¥73,900,000 | ¥192,000,000 |
コスト(累積) | ¥2,880,000(記事制作費) | ¥2,880,000(広告費) |
CPO(1件あたりの獲得単価) | ¥3,897 | ¥1,500 |
ROI(投資対収益率) | +2,467% | +6,567% |
累積利益(売上 − コスト) | ¥71,040,000 | ¥189,120,000 |
数字だけを見ると、今回のリスティング広告は成約数・売上・ROIすべてにおいてSEOを上回る結果となりました。成約件数はSEOの2.6倍以上、当然、累積売上も約2.6倍、投資対収益率にいたっては+6,567%という驚異的な数値を記録しています。
こうした数値を見ると、「やはり広告の方が強い」と感じるかもしれません。たしかに、条件さえ整えばリスティング広告は非常に優れた武器になることは間違いありません。
前提条件が現実的かどうかを冷静に見極める
とはいえ、ここで注意が必要です。今回のシミュレーションは、あくまで広告運用にとって非常に有利な条件下での仮定に基づいています。
まず、成約率10%という数値。これは、よほどLPの訴求が優れているか、極端にニーズが顕在化した市場でなければ達成は難しい水準です。また、クリック単価150円で800クリックを安定して集め続けるには、競合が少ない市場であるか、もしくはアカウント構築と広告運用スキルが非常に高くなければ現実的ではありません。
さらに、広告を止めれば翌月から売上ゼロになるというリスク構造も、変わらず抱えています。この点は、記事が積み上がっていくSEOとは決定的に異なる点です。ちなみに、このリスティング広告入り条件と同じくらいアクセスを伸ばすには、追加で約20ヶ月(計44ヶ月=3年8ヶ月)かかる試算となります。逆に言えば、3年9か月目以降は、SEO集客の方が、有利になっていくということです。
まとめ|数字で見極める、あなたに最適な集客戦略とは

SEOとリスティング広告。それぞれの手法には、短期的・長期的な特性の違いがあり「どちらが正解か?」という問いに絶対的な答えはありません。大事なのは、あなたのビジネスの現状と、これからの方向性に合った集客設計ができているか?という視点。
今すぐ売上を作りたいなら、もちろん、リスティング広告。ですが、中長期的に利益体質を作りたいなら、SEO集客に投資すべきだということですね。積み上げ型であるSEOは、取り組めば取り組むほど、将来的な利益が膨らんでいきます。
理想はやはり、両者を目的に応じて組み合わせる戦略でしょう。短期で売上を作りつつ、長期で資産を積み上げていくハイブリッド戦略を、当社としてもおすすめすることが多いです。広告でまず収益基盤を固め、その収益の一部をSEO投資に回すことで、広告依存から脱却していくという感じですね。
ただ、どちらにしようか迷っているなら、SEO集客に取り組むことをおすすめします。やはり、積みあがる資産の価値は、時間をかければかけるほど、とてつもなく、大きい。最初のWEB設計が極めて重要になりますが、積み上げた資産は、何物にも代えがたい。
いずれにしても、感覚や経験値ではなく、“数値”に基づいた判断軸を持つことが大事ではないかと思います。本記事で紹介したのはあくまで、ひとつの指標であり、どちらの施策も、正しく設計すれば十分に成果が出せる手法です。重要なのは、あなた自身が“どのタイミングで・どんな成果を・どんな条件で”得たいのかを明確にすること。
当社(勝てるホームページ作成会社ぞろ屋)では、戦略設計から記事作成、SEO、広告まで一気通貫でサポートしています。もしあなたが、WEB集客に本気で取り組みたいと考えているなら、ご相談ください。