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競争相手のいない市場、未開拓でありながら広がりのある市場を、ブルーオーシャンといいます。対して、競争が激しく、限られたパイを奪い合う市場をレッドオーシャンという。
飲食店は、参入が簡単なだけに、普通にやっていればレッドオーシャンです。商圏は半径2kg圏内。その中で、存在するお店同士はしのぎを削らざるをえない。
ブルーオーシャンを見つける
開業を考えた時から、とにかく独自性を強みにしないと100年持続なんてできない。そう感じて、色々と考えてきました。しかし正直なところ、突き抜けたようなアイデアは思い浮かびません。
見つけないといけないのは、自分だけの海。ブルーオーシャン。ウィキペデイアにはこうあります。ブルーオーシャンを切り開く為には、
自分の業界における一般的な機能のうち、何かを「減らす」「取り除く」、その上で特定の機能を「増やす」、あるいは新たに「付け加える」ことにより、それまでなかった企業と顧客の両方に対する価値を向上させる「バリューイノベーション」が必要
レストランの機能
あらためて、考えてみると、レストランの品質というのは、一般に、美味しい料理、心地良いサービス、寛げる空間。では、機能は?
というと、人と人との関係を深める社会的機能。が、まず考えられます。
それから、非日常空間として楽しんでもらうエンターテイメント機能。
そして、食事やサービスを通して、人生を深いレベルで満足頂くカタルシス(浄化・癒し)機能。
仮に、この3つの機能のうち、ひとつを減らし、特定の機能をつけたすとすると、どんなことが考えられるか?
引き算と足し算
実際、社会的機能を取り除いてみると、同じレストランでも、違う方針が見えてきます。
たとえば、お一人様限定レストラン。二人以上の来店はお断り。来店は一人で来てもらう。
このコンセプトをもったレストランはあるのかな、と思って調べたら、お一人様以外お断りという極端な例はありませんでしたが、お一人様専用コースや、プランを用意しているレストランはありました。ここに、足し算、してみます。うまくいけば、イノベーションになるかもしれない。
社会的機能をなくす代わりに、エステやマッサージなど、美容・健康機能を持たせたらどうでしょう。お一人様限定レストランと相性が良いと思いませんか?
でも、あまり、面白くありません。なんとなく、他でもありそうだと感じるからです。ブルーオーシャン。どこにあるんでしょう??