4ステップマーケティングとは?売れる仕組みづくりの構造を解説!

4ステップマーケティングとは?売れる仕組みづくりの構造を解説!

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ひとり起業家やフリーランスの経営のかじ取りは、独特の難しさがあります。多くの場合、自力でビジネスを前進させなければならず、特にマーケティング戦略をどう組み立てれば良いか、どうやって費用効果的に顧客を引き寄せ、維持できるのかについての不安は尽きないものです。

解決するには、方法はひとつしかありません。集客から顧客化まで、仕組み化すること。その仕組み作りが、持続するためには重要になります。

僕もまた、ひとり起業家としてスタートしたのでそうした困難や課題はよくわかります。でも、4ステップマーケティングを知って、マーケティングを組み直したとき、どんどん楽になっていったんですね。4ステップマーケティングは経営コンサルタントの石原明氏が提唱した不変のマーケティング法則です。集客、見込み客のフォロー、販売、顧客化という、シンプルで、持続性のあるフレームワークを提供してくれました。

この記事では、4ステップマーケティングがどのようにして我々ひとり起業家やフリーランスが直面する課題に対処し、仕組みで解決するかを詳しく解説します。当社の実例も交えながら、あなたのビジネスに役立てるための実践的なアドバイスができればと思いますので、最後までご覧になってください。

▼内容が濃いので、カンタンに動画で解説してます!▼

目次

4ステップマーケティングの概要

4ステップマーケティングは、経営における持続的な成長と成功を支える戦略そのものです。このマーケティングモデルは、集客、見込み客フォロー、販売、顧客化の4つのステップから構成されており、事業を長期的に継続するには、いずれも省略することはできません。

4ステップマーケティング

短命に終わるビジネスの特徴を見るとわかります。総じて「集客」と「販売」の2ステップしかないんですね。それだけでも短期的に売上を上げることは可能ですが、持続するとは言い難い。

まずは、各ステップの概要を簡潔に説明します。

1. 集客

どのような事業もお客さんがいなければ、話になりません。

後ほど詳述しますが、集客には大きく分けて3つの方法があります。そのうちのどの方法を選択し、具体的にどんな集客シナリオを作るのか?という戦術的な手法は数多くありますが、いずれにせよ4ステップマーケティングにおける集客の目的は「見込み客を集める」ことです。

逆に言えば、見込み客にならない人は集めてはいけません。我々のような小規模ビジネスにおいては特に、これが大事。なぜなら、お客さんにならない人を集めるということはそれだけ、広告予算や時間、労力をそのために割くことになります。無駄が多すぎますし、大手と違い、それが許容できるリソース(時間・人・資金)はないはずです。さらに、カン違いした顧客を集めると、期待される価値とは違う価値提供することになり無用なトラブルを招きかねません。

そうした不毛な集客を避けるにはただ一つ。「誰がお客さんなのか?」と顧客を定義すること。それができてはじめて、有効な集客が可能になります。

2. 見込み客フォロー

4ステップマーケティングのいちばんの特徴は「見込み客フォロー」というステップを重視している点です。フォローの意味するところは、育てる・教育する、関係づくりをする、ということ。「集客」や「販売」と同じように欠かせないステップとしています。

短命に終わるビジネスは、このステップを無視するか、あるいは重要性を理解していません。見込み客を集めてきたら、販売に至るまでの間にあらゆる方法で顧客との関係構築を画策します。

そのためのもっとも費用効果的に持続して機能するのが、ホームページです。ホームページは看板でもなければ、パンフレットでもありません。まして、見栄えをよくするだけのバニーガール的存在ではない。見込み客を育て、時には敏腕営業マンにもなる超優秀なツールです。

当社は勝てるホームページ作成を得意とする会社ですが、ポジショントークを抜きにしても、ホームページを見込み客フォローの要と考えるとあらゆる施策が効率よく回転し出します。理由については後ほど、詳述しますね。

3. 販売

意外に思われるかもしれませんが「販売」は4ステップマーケティングの中でもっとも「ラク」なステップです。

集客→見込み客フォローのスムーズで持続的な仕組みができれば、極端な話、営業はいりません。顧客は、自分のタイミングで買います。販売するときは、必要な価値を伝えればいい。

ピーター・F・ドラッカー氏はマーケティングの理想を「マーケティングの目的は、販売を不必要にすることだ。マーケティングの目的は、顧客について十分に理解し、顧客に合った製品やサービスが自然に売れるようにすることなのだ」といっていますが、まさに4ステップマーケティングが実現することそのものです。

4ステップマーケティングの仕組みを理解し、事業成長の軸にすれば、販売のプロセスは必ずラクになります。営業マンは、営業ノルマに追われることはないし、顧客とは長期的な関係を築けるので、仕事も楽しくなりますよね。

4. 顧客化

最後のステップは、成約した顧客と、長期的に良好な信頼関係を築くことです。

アップセルやクロスセルといったテクニックの話ではありません。人と人との信頼関係の話です。商品・サービスを通して、顧客の悩みを解決したり、人生を豊かにするための長期的なお付き合いを大事にします。僕は「縁」や「恩」「感謝」といった、日本人的な思いやり精神が事業においても有効なのではないかなと思っています。

マーケティング用語では、顧客ロイヤルティと呼びますが、お客さんに自分たちを好きになってもらうことが顧客化の目的です。そのために顧客に対して行うことは、夫婦関係をより良く継続させることに似ているかもしれません。誕生日にサプライズプレゼントを贈ったり、結婚記念日にはいつもとは違った雰囲気のレストランで食事したり、何か嬉しいことがあれば一緒にお祝いしたり。

顧客に対しても同様に、定期的なメルマガやニュースレター、誕生日や何かのイベントにはプレゼントや採算度外視の割引クーポンなど、ただ売上を上げるためではなく、より良い関係構築を目的として考えると良いのではないかなと思います。

とにかくコミュニケーションを止めないことですね。

集客にはたった3つの手法しかない

4ステップマーケティングの概要がわかったところで、それぞれをより深く掘り下げていきましょう。

まずは集客です。「集客=売上」ではないことにご注意ください。日本を代表するマーケター神田昌典氏は「欲しい人に自ら手を上げてもらうこと」と表現しました。その欲しい人に見つけてもらうのが、集客です。あくまで欲しい人に見つけてもらうための手段・工程であり、結果ではありません。

その集客には数え切れない手法があるように思えますが、大きく分類すれば、以下の3つだけです。

1|お金をかける集客:Web広告、紙媒体、チラシ、その他

2|時間をかける集客:コンテンツマーケティング、SNS、その他

3|に頼る集客:紹介、営業、人脈、その他

お金も時間も人材も、無限に使えるわけではありません。だからこそ、どんなことに、何をどれだけ費やすか、という<戦略>が必要になります。集客においては「お金」「時間」「人」、この3つのリソースをどのような配分で考えるかがポイントです。

この3つのうち、デジタルが得意とするのは「お金」と「時間」をかける集客です。「人」に頼る集客は、人脈だったり、人の紹介、飛び込み営業など、特殊な関係性やスキルで実現させるアナログ的な手法なので、再現性が高くありません。属人的になりすぎるので、ここでは「お金」と「時間」をかける集客について、解説しますね。

4ステップマーケティングの集客

「お金」をかける集客は、資本力のある大手に有利

お金をかける集客は、主に広告費を出して認知を広める手法になります。具体的には下記のような施策となります。

  • リスティング広告(Google広告、ヤフー広告等)
  • ネット広告
  • SNS広告(Facebook、X、インスタグラム、TikTok等)
  • 新聞・雑誌・チラシ掲載
  • テレビCM
  • DM
  • FAX DM
  • 顧客リスト購入 …etc

当然ですが、この集客法は資本力のある会社ほど有利です。テレビCMをひんぱんに流している資生堂などの化粧品メーカーと、OEMで化粧品開発している個人事業とでは、認知の差は歴然ですよね。消費者への認知という観点でいえば、残酷な話、お金があるか、ないかで決まってしまいます。

では、資本力に乏しい、ひとり起業家やフリーランスなど小規模ビジネスが大手には勝てないのかというと、そうではありません。

お金をかける集客で、弱者が強者に勝つ3つの方法

資本力に乏しい弱者が、資本力のある強者に勝つ方法はいくつかあります。中でも即実践可能な、3つの手法をご紹介しましょう

1. ターゲットを絞る

資本力で大きく劣る場合、少ない予算で効率的に活用しなければなりません。そのためには大手が狙わない、あるいは、見落としているターゲットの属性を探し出し、そこに焦点を当てることです。大手は予算に対して、もっとも見返りが期待できる属性をターゲットにしています。たとえばあるレストランチェーンが母数の大きいファミリー層を主要なターゲットにしているなら、子どものいない世帯へのアプローチがおろそかになっているかもしれません。その属性を狙えば、子どものいない世帯のシェアを取ることができます。競合が少なく、強くないマーケットを見つけることができれば、そこに予算を投下することで、大手が見落としている、あるいは狙っていない市場を捉えることができます。

2. エリアを絞る

ターゲットを絞ることと同様に、地理的に限定されたエリア内に営業活動を集中させることで、その地域内での影響力と認知度を高めることができます。資本が大きいということはそれだけ、人件費や販管費も膨大にかかるので、それを回収できず利益を見込みないエリアにそもそも進出しません。しかし、小規模ビジネスにとっては、十分な収益が見込める場合があります。そうした特定の地域にリソースを集中することで、そのエリアではずば抜けた認知を得ることも可能です。わかりやすくいうと、都内で勝負しても勝てそうになければ、八王子の郊外で勝負すればいいということですね。※八王子を馬鹿にしてるわけではありません(笑)

3. 訴求を絞る

キャッチコピーやメッセージを研ぎ澄ますことができれば、強い武器になります。資本力のある大手は、収益性を最大化するため、多くのターゲット属性に向けてメッセージを発信せざるを得ません。たとえば、大手が「40代女性」をターゲットにした化粧水を販売すると「美しさを目覚めさせる、ハリに満ちたお肌に」という抽象的なコピーになります。でも、ほどよい収益性があれば十分な小規模ビジネスなら「お弁当や朝食づくりに忙しくて自分のメイクに時間をかける余裕のない子育て真っ最中の40代女性のための化粧水」と言い切ることができます。具体的で個別化されたメッセージであればあるほど、消費者の具体的な問題やニーズに対応することができるんですね。訴求を絞った、狭く深いメッセージは、抽象的で詩的な広告よりも反応がはるかに高いことが証明されています。それなのに、大手と同じような「おしゃれなデザイン」「詩的なキャッチコピー」で勝負して悲惨な結果になっている小規模ビジネスも少なくないのが現実です。同じやり方で勝てるわけがないんです。

お気づきかもしれませんが、これらの方法は、いずれも「ランチェスターの法則」を応用した考え方です。資本力に乏しい小規模ビジネスが、持ちうるリソースを最大限に活かすには、的を絞ることでコストを最小限にし、その中で競合に勝てるよう効率よくシナリオを作らねばなりません。

「ランチェスターの法則」についてもう少し知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。

小規模ビジネスは「時間」をかける集客に取り組むべき!

時間をかける集客は、主に情報発信など、コンテンツを通して認知を広める手法になります。具体的には下記のような施策となります。

  • ブログで情報発信(自社ホームページ、アメブロ、noteなど)
  • SNS発信(Facebook、X、インスタグラム、TikTok他)
  • 動画・音声配信(Youtube、Podcast)
  • 書籍・雑誌連載 …etc

こうしたコンテンツを通して、集客の設計をしていくことをコンテンツマーケティングといいますが、小規模ビジネスで、長期的に持続性のある集客していくには、これらを効果的に運用していくことをおすすめしています。

なぜなら、時間をかける集客は、時間をかけた分だけ参入障壁が高くなるので、継続すればするほど集客はどんどんラクになっていくからです。仮に大手が対抗しようと思っても、時間で積み上げた資産はそうそう奪われませんし、崩れません。毎月一定額ずつ積み立てて投資をしていく、資産運用と同じですね。上手にやれば複利で、顧客資産が増え続けます。逆に言えば、これを少しずつでもやっていないと10年後の顧客資産は雲泥の差になる可能性があります。

ただし、注意点もあります。当然ながら、お金をかける集客と違い、すぐに成果は出ません。そして、闇雲に行動しても成果はあがりづらく、一定のリテラシーとスキル、そして正しい努力が求められることです。成功曲線と一緒ですね。成功曲線は、はじめてしばらくの間は成果が出づらいものの、ある地点から急激に成長する成功者だけが知っている法則です。

成功曲線のイメージ
成功曲線のイメージ

時間をかける集客は、マインドセットとして成功曲線のイメージを持ちながら、コツコツ積み重ねていくことが求められます。

時間をかける集客を効果的に運用する3つのポイント

時間をかける集客は最終的にもたらしてくれる集客効果が大きい一方で、上手に運用するには「やり方」を学ばないと費用効果的に満足の行く成果は期待できません。つまり、行き当たりばったりの無策だと失敗します。時間がかかる分、心が折れやすいんですね。それに、ノウハウを探していくと、膨大な情報量になり、何が正しいのか、自社に合ってるのか分からず途方に暮れてしまいます。

これまで小規模事業を中心に300社以上の会社をサポートしてきた経験からすると、以下3つのポイントを外さなければ大失敗することはないと考えてます。やり方の巧拙による差は多少あると思いますが、無駄にはなりません。

1. 自社メディア(ホームページ)を持ち、コツコツ育てる

ホームページは、他社に依存しない自社メディアです。SNSやYoutubeでいくら認知を獲得したところで、アカウントバンされたり、運営しているプラットフォームの方針により、何がどうなるかわかりません。実際に、インスタグラム集客1本で勝負していたクライアント様は、競合の嫌がらせにより一夜にしてアカウントバンされて、収益ゼロになりました。ホームページは見込客にとって価値あるコンテンツさえ提供することができていれば、急に顧客を失う心配はありません。なお、Googleの意向により検索アルゴリズムは年に3~4回アップデートしているので、SEO対策は重要な施策であるとはいえ傾倒しすぎると的を外します。本質は「見込客にとって価値あるコンテンツ提供」の結果であることが大事。そこさえ外さなければ、ホームページをコツコツ育てることで時間がたつほど強力な集客ツールに育ちます。

2. 相性の良いSNSをコツコツ運用する

SNSはもはやWeb集客において欠かせません。コンテンツマーケティングの一環としても重要なマーケティング施策としてとらえるべきです。もちろん事業により相性があり、運用する際の好みにも関わってきます。また、主要なSNSだけでも、Facebook、インスタグラム、X(旧Twitter)、TikTokなどあり、すべてを全力で運用するとあまりに時間がかかります。使えるリソース(時間や人件費、労力)も考慮して相性の良さそうなSNSを選びましょう。無理にすべてを運用する必要はありませんが、少なくとも1つ、理想は2つ以上、運用してください。本業で忙しすぎて、SNSなんかやってる暇がない、という経営者さんもおられるのですが、月2~5万程度で運用代行してくれる人はたくさんいるので、外注してでも1つは運用すべきです。長くやっていると、必ず「やっていてよかった」と思える瞬間が来ます。反応に一喜一憂せず、続けることがとにかく大事ですね。

3. 見込み客のリストをコツコツ集める

もっとも大事なのが、リスト化です。ホームページやSNSを通して、何をゴールとするかですが、大きな目的はこの顧客リストを獲得すること。SNSのフォロワーも「顧客リスト」と言われるケースがありますが、違います。たとえ、プラットフォームが突然なくなっても機能するメールアドレスやLINEを確保しましょう。発信するコンテンツに興味を持った見込み客のメールアドレスやLINEを登録してもらう工夫をするのです。このリスト化の仕組みを作らないと、時間をかける集客は最大の効果を発揮できません。次のステップでもある「見込み客フォロー」もできることが限られます。リスト獲得のための手法は、たとえば無料プレゼントや、割引クーポンなどオファーを用意したり、クイズやアンケートに答えるなど様々な施策があります。最適解は会社によって全く違うので、うまくいっている会社を参考にしながら、頭にたっぷり汗をかきましょう。

さらに詳しいノウハウをお伝えしていくと、膨大なボリュームになるのでここでは解説しませんが、上記3つのポイントを押さえて運用すれば、時間をかける集客の効果を最大化できるでしょう。

小規模ビジネスで発信すべきコンテンツの軸は「ブランドコンセプト」

でも、コンテンツって、、、何を発信すればいいんですか?

そう思われた方のために、多くの小規模ビジネスにとって有効な、コンテンツの軸と3つのテーマについて、お伝えしておきます。SNSやブログで発信するテーマは「ブランドコンセプト」に基づいて「事業」「人」「商品」に絞ると有効です。

ブランドコンセプトは、自社がこうありたい!というよりも、顧客からこんな風に言われたい!ということを想定した方がうまくいきます。たとえばSNS発信をしていて、顧客から「頑張ってね!」と応援してもらいたいなら「●●市の暮らしを豊かにして、笑顔あふれる街にする」というのでもいい。

そのブランドコンセプトを軸に「事業」「人」「商品」をテーマとして、発信していきます。

「事業」は、たとえば今後の展開や、改善事例、よくある質問の充実など。顧客とより距離感の近いSNSでは、会議内容を公開したり、顧客のクレームについての取り組みを公表するのも良いと思います。「●●市の暮らしを豊かにして、笑顔あふれる街にする」というブランドコンセプトであれば「河川敷の清掃活動を始めました」「お客様からご指摘いただき、パッケージを見直しました」という感じで良いですね。

「人」は、仕事にどのような思いを持って取り組んでいるのか、情熱やこだわり、経営者の哲学、スタッフの人柄。「商品」あるいは「サービス」は、商品の開発秘話や、他社との違い、自社ならではの取り組みやノウハウなど。いずれもブランドコンセプトを軸に考えて行きます。

コンテンツは「ブランドコンセプト」に基づいて発信

このように「ブランドコンセプト」に基づいてコンテンツを積み重ねていくと、集客~見込み客フォローのステップが非常にスムーズになるんですね。集客面においては、たとえば、適当に発信していると3年も5年もかかるアクセスを、半年や1年で実現させることに繋がります。

その発信内容が自社の提供価値を表現しているものであればあるほど、濃い見込み客が集まり、勝手に育っていきます。結果、成約率が上がる。そうなれば、数はさほど必要ありません。1万人のアクセスを集めても、1000人集めても買ってくれるのが10人で同じなら、成約率は10倍。後者の方が色々な面で圧倒的にコスパが良いのです。

小規模ビジネスほど、量ではなく集める顧客の「」にこだわってほしいと思います。

下記記事で、コンテンツマーケティングの簡単ガイドをまとめてますのでご参考ください。

【重要】集客のスタート地点は「顧客創造」

集客については、クライアント様からももっとも多くの相談をいただくパートですので、もう一つ、重要なことをお伝えさせていただきますね。

集客でよくある失敗は、見込み客にならない人を集めてしまうこと。前述したようにお客さんにならない人を集めるということはそれだけ、広告予算や時間、労力をそのために割くことになります。無駄が多すぎますし、大手と違い、それが許容できるリソース(時間・人・資金)はないので、小規模ビジネスであるほど、見込み客だけを集めることが重要です。

そのために必要なのは「誰がお客さんなのか?」と顧客を定義すること。マネジメントの巨匠ピーター・F・ドラッカー氏も、下記のようにいっています。

企業の目的は顧客の創造である

ピーター・F・ドラッカー

あまりにシンプルなので、その重要性を見過ごしてしまいそうになりますが、「売上や利益を上げること」を企業の目的としていない点に注意すべきです。事業目的を「顧客創造」と捉えれば、マーケティングのスタート地点もまた、顧客から考えなくてはいけません

言葉にすると簡単ですが、これまで300社以上のホームページ制作に関わってきて思うのは、8割以上の会社ができていないという事実です。その証拠に、ホームページ制作でもっとも重視していることは何ですか?と聞いて、「顧客視点」と答える方はほとんどいません。多くは「おしゃれなデザイン」「リッチで高級感のある雰囲気」「検索上位されること(SEO重視)」「ブランドの価値を伝えること」を求めます。

顧客は誰か?というスタート地点を誤ると、4ステップマーケティングは本領を発揮できないので、ご注意ください。

見込み客フォローはホームページを軸に考えるのがベスト

「見込み客フォロー」は4ステップマーケティングにおいて、最重要ステップです。フォローの意味するところは、顧客を育てる・教育する、顧客と関係づくりをする、ということ。前述したように、短命に終わるビジネスは、このステップを無視するか、あるいは重要性を理解していません。そうしたビジネスを「狩猟型」モデルと呼ぶように、売ったらそこで終了。売上を上げるにはまた獲物を探しに行かないといけないんですね。

対して、顧客との関係づくりを大切にして、長期的に付き合いを継続していくビジネスは「農耕型」モデルと呼びます。顧客との関係が軸になっているので、提供する商品・サービスが役目を終えても、別の形で役立てる可能性が出てきます。集客にかかる時間もコストも労力は膨大なので、小規模ビジネスがどちらを選択すべきかは言うまでもありません。

この「見込み客フォロー」のステップにおいて、もっとも費用効果的に持続して機能するのが、ホームページです。なぜなら、集客に成功しても、そのリードを適切にフォローすることがなければ、販売機会を最大限に活用することはできません。見込み客フォローは、興味を示した人に対して一歩踏み込んだ関係を築き、最終的には販売へとつなげるための重要なステップとなります。

ホームページが見込み客の育成に最適な3つの理由

では、ホームページがなぜ「見込み客フォロー」のステップにおいて最適なのか、3つにまとめてお伝えしましょう。

顧客のニーズや欲求レベルにそった誘導が可能

ホームページは、見込み客の行動や興味に基づいてパーソナライズ化された設計が可能です。

たとえば、商品・サービスをすぐに利用/購入したい「今すぐ客」には即座に問い合わせや見積もり、購入へと直接誘導するCTA(Call to Action)を設置すればいい。一方で、まだ商品・サービスを利用/購入しない「そのうち客」に対しては、興味深いコンテンツの提供を通して、欲求レベルを掘り下げることができます。オファーを用意しておけば「今すぐ客」に転換するかもしれません。

また、興味はあるけど、タイミング的に商品・サービスを利用/購入するのが先の「まだまだ客」には、ニュースレターやメールマガジン、LINE登録を促して、継続的に情報提供する関係を築くこともできるでしょう。そうすれば、メールやLINEを通して、顧客の理解度や欲求レベルを深めて、適切なタイミングでの問い合わせや見積もり、購入につなげることができます。

顧客の興味関心を深めるコンテンツ提供が可能

ホームページは自社メディアですから、自社の価値を高める多様なコンテンツ提供ができます。

見込み客が自社の商品・サービスについて十分に理解を深めることができるだけでなく、顧客が抱いている悩みや不安、困りごとをあらかじめ解決し、疑問を解消して、安心して取引ができる環境をあらかじめ整えることができるのです。

実際に、見込客にとって価値あるコンテンツの提供ができているほど、問い合わせ=申し込みになります。恋人の誕生日を祝うレストランを選ぶときのことをイメージしてください。食べログなどの比較サイトで「良いな」と思って、ホームページに訪れたとします。そこには、どんなコンセプトで、どんなこだわりがあるのか、ということに加え、店内の落ち着いた雰囲気や、笑顔の素敵なスタッフの写真があり、バースデープランも用意されていて、豪華なデザートの盛り合わせのバースデープレートが用意されていたらどうでしょう。それに加え、「1週間前までのご予約で花束とメッセージカードプレゼント」という特典があったら? 多少、単価が高くても、食べログなどに掲載されている限られた情報で判断するより、ずっと安心できるし、ハッピーな食事を楽しめそうな気がしますよね。

ホームページ内に顧客の疑問を解消し、悩みや不安を解決できて、信頼できるだけの根拠が用意されていれば、成約率が高くなるのはごく当然のことです。そうしたコンテンツの提供は、ホームページがもっとも優れていると思います。

一貫したブランディングとロイヤルティを確保できる

SNSやYouTubeなどの様々なプラットフォームからのトラフィックをホームページに集めてくれば、ブランドメッセージを一貫して伝え、強力なブランディングを構築できます。前述の事例でもわかると思いますが、多くの場合、プラットフォームよりも自社メディアの方が、より適したコンテンツや、深いメッセージを顧客に届けることができます。

さらに、何度も訪れてもらえるようなホームページができれば、単純接触効果も相まって、個客が自社に抱く好意的な感情(=ロイヤルティ)も高まるはずです。

たとえば、顧客からのフィードバックを「お客様の声」としてホームページ上で展開するだけでも、新規ユーザーの信頼だけでなく、リピーターを増やすことにも繋がります。

濃い「顧客リスト」が蓄積していく仕組みができれば怖いものなし!

ホームページを軸に、コミュニケーションを展開していくことは「見込み客フォロー」の最適な戦略ですが、より確度の高い「販売」ステップに繋げるには、リスト化が欠かせません。

集客のセクションでもお伝えしたのですが、ホームページやSNSなどコンテンツマーケティングの目的は「リスト化」です。見込み客と直接、メールやLINEでコミュニケーションを取れる手段さえあれば、Twitterでいきなりアカウントバンされようが、SEOの検索順位が下がろうが大きな損失になりません。

リスト化できれば、そうしたリスクヘッジだけでなく、見込み客との関係を深めることもできます。たとえば、顧客の興味に応じて、パーソナライズされたメッセージを送ることもできますし、顧客化のための定期的なコミュニケーションや、購入後のフォローアップも可能です。マーケティングとして打てる手が、グンと広がるわけです。

ホームページを通して、自社の提供する商品・サービスに興味のある、濃い見込み客のリストがあればあるほど、持続する事業づくりができるんですね。「見込み客フォロー」が最重要ステップであるのは、持続するビジネスモデルにおいてこのステップが欠かせないからです。売れる仕組みづくりの基礎をなす部分が、見込み客フォローと言っても過言ではありません。

見込み客を「顧客」に変えるかんたんな販売方法

冒頭で4ステップマーケティングのうち、もっとも簡単なのは「販売」であるとお伝えしました。それはここまでの「集客」と「見込み客フォロー」のステップをご理解いただければ、お分かりになったのではないかと思います。

つまり、顧客はタイミングさえ合えば、すでに、購入したい状況になっているということです。あとは、商品・サービスの価値を明確に伝え、顧客の決断を促すだけ。

ここでは、多くを語る必要がないくらいなのですが、より「販売」 のステップを確実にし、ラクにするためにいくつかのアイデアを提供しましょう。

販売をラクにするテクニック

成約率を高めるためには、購入プロセスをできるだけ簡単かつスムーズに設計します。単価にもよりますが、Eコマースの王者Amazonは最先端をいってますね。「1-clickで購入」できるよう、ボタンのサイズ、文言からかなり研究したといわれています。

当社でもオンラインショップの制作やコンサルをしていますが、入力する項目が多いほど「かご落ち率(購入画面に進んだものの買うのをやめてしまう)」が高くなることを体感的に知っています。問い合わせフォームも同様です。名前の項目を、漢字、ふりがな、両方記載しないと、進めないフォームがありますが、本当に必要なのか検討すべきでしょう。

問い合わせの導線でも、顧客が問い合わせしたいな、と思った瞬間に問い合わせボタンや電話ボタンがあるのが理想で、必ずしも常に表示していればいいというわけではありません。もちろん、レイアウトも大事です。直感的に入力出来るフォームやストレスのないデザイン構成が求められます。

また、限定オファーや割引などのインセンティブを用いることで、購入意欲を刺激することも有効です。その提案により「え、この価格でほんとにいいの!?」「こんな特典や保証もついてるの!?」と感じさせることで、一気に購買意欲は高まります。このふり幅が大きければ大きいほど、衝動買いされる確率が高くなります。

ちなみに、オファーについては、ある程度パターンがあります。過去うまくいった事例をリサーチしたり、異業種のオファーで使えるものはないか検討すると、良いでしょう。アイデアとして、下記を紹介しておきます。

  • 返金保証、成果保証、5年間無料フォローなど、保証を付ける。
  • 「*月*日**時まで半額」「10名限定」「おひとり様1回限り」など限定性を設ける。
  • 商品・サービスで得られる成果を数値化して、実際の提供価格がお得であることを示す。
  • 「1日コーヒー1杯の値段で」など比較軸をずらすことでお得に感じさせる。

このように顧客にとって魅力的な条件を提案しましょう。数字を用いて具体的にすると効果的ですよ。

長期的な関係構築とロイヤルティの育成により顧客化

販売が成功したら、あとは顧客と長期的な関係を築くことが最後のステップです。

ここまでくると、テクニックよりも人と人との信頼関係の話になってきます。お客さんに自分たちを好きになってもらうことが顧客化の目的です。そのために顧客に対して行うことは、前述したように夫婦関係をより良く継続させることに似て、気持ちがこもっていることが第一。

定期的なメルマガやニュースレター、誕生日や何かのイベントにはプレゼントや採算度外視の割引クーポンなど、売上よりも長期的な関係構築を考え、コミュニケーションを止めないことです。

以下に、クライアント様の会社や当社で成功している「顧客化」のための施策をご紹介しておきますね。

親切なアフターサービスとサポート

購入後のフォローアップは顧客満足度を高め、ロイヤルティを育成する上で効果的です。外壁塗装や、シロアリ駆除サービスなど、年月を経ると不安が高まるサービスは定期的なメンテナンスサービスを通して、顧客との継続的な関係を構築できます。

このアフターサービスやサポートは、ユーザーの購入判断にも影響を与えるので競合が提供できていないレベルまで高めることができると購入を後押しする大きなポイントになります。

ポイントシステムや会員制度の導入

ポイントシステムや会員制度はロイヤルティプログラムといって、繰り返し顧客との関係を継続する効果的な方法です。これは店舗ビジネスにおいてよく行われますが、お伝えしたように、表面的なテクニックではなく、気持ちがこもっていることが大事だと考えています。小規模ビジネスは特に、ですね。大手は仕組みとして導入しているケースが多く、お金をかけて集客する理屈と同じです。割引するのでまた来てください、という誰にでもできるお得感を打ち出しているにすぎません。

小規模ビジネスは、こうしたロイヤルティプログラムを通して、より個人的な関係の構築に努めなければ意味がない。でないと、大手と横並びなります。たとえば、記念日には手書きのDMを送るとか、特定の顧客のためのちょっとしたサービスを開発する、画一的でないプレゼントを贈る、社内のイベントに招待するなど、顧客のために何ができるかを考えればいろいろなアイデアが出てくると思います。

コミュニティグループやフォーラムの構築

顧客との関係をさらに強化するためには、コミュニティグループやフォーラムなど、オープンにやり取りが可能なサービスも有効です。たとえば、オンラインフォーラムやブランドのイベントを通じて顧客同士の交流を促したり、商品・サービスの共有を通じて自社への好感度を高めます。これは、顧客がブランドをより身近に感じ、深いエンゲージメントを生み出します。

こうした施策で、顧客は一度きりの購入者ではなく、長期的なパートナーへと変わります。顧客化のプロセスは、まさにビジネスが長期的に存続するかどうか、成長の鍵を握るため、きめ細やかな取り組みが必要です。

実例:ぞろ屋の4ステップマーケティング

ここで、当社のWEB制作事業で実際に運用している4ステップマーケティングの設計図をお見せしましょう。本来はクライアント様のマーケティング設計図をお見せした方が参考になると思いますが、契約上、お見せできません。

ぞろ屋の4ステップマーケティング

当社ではこのようなイメージでマーケティングフローを組んでいます。テスト中のものも含まれていますが、このような設計でマーケティングを回しています。基本的に行っていることは、精度を上げていく改善を繰り返すことだけ。

ただ、こちらはWEB制作における一部の事業であることにご注意ください。会社全体としてはもう少し違った設計図となります。

まとめ:4ステップマーケティングを活用する戦略

この記事を通じて、ひとり起業家やフリーランスが直面する「売れる仕組みづくり」の構築について解説しました。特に重要なのは、集客から顧客化に至るまでのプロセスを体系的に管理し、効果的に実行することです。4ステップマーケティングは、これらの課題を解決するための強力なフレームワークを提供してくれます。

このステップに対し、適切な対策をすることで、限られたリソースを最大限に活用し、持続可能なビジネスモデルを築くことが可能です。まとめると、とてもシンプルです。

  1. 集客
    ターゲットとする顧客を明確にし、手法で引き寄せます。
  2. 見込み客フォロー
    見込み客と関係を築き、教育することで、見込み客の質を高めます。
  3. 販売
    効果的な販売プロセスを通じて、顧客のニーズに応えます。
  4. 顧客化
    購入後も顧客との関係を深め、長期的なロイヤルティを確保します。

最終的に、これらのステップを効率的に統合し、実行することが、ひとり起業家やフリーランスにとっての成功の鍵となります。当社の事例を参考にしながら、あなたのビジネスにもこれらの戦略を適用し、長期的な成果を目指してください。

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