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ホームページにおいてファーストビュー、トップページは非常に重要です。ユーザーは瞬間的に、自分が求めているサイトかどうか判断し、パッと見て「違う」と思えばすぐに出て行ってしまいます。
もちろん業態・業種、サイトの目的により一般化することはできませんが、だいたい6割はすぐに離脱し、下の方まで見る人は1割もいないというのが、平均的な数字。だから、まっずは、訪問してきたユーザーをとにかく「見てもらう」「読ませる」ことが重要なんです。
インパクトがあれば、続きを見てくれるのか?
以前は、デザインのインパクトだけでユーザーを引き寄せ、サイト内にとどめることが出来ると考えていました。
脳は動くものに関心を奪われます。爬虫類がハエを目で追うように、脳は瞬間的に動くものをとらえるので、無意識に目が動いてしまうのです。
それなら、トップページには画像スライダーや動画が最適。そう思っていました。でも、それだけでは足りません。
ユーザーは自分のことしか考えていない
あらかじめ断っておきますが、ユーザーのことを下に見て、馬鹿にしてるわけではございません。私自身も何かの目的をもって、サイトを見るときは、自分のことしか考えてない。もっといえば、このサイトは自分にどんないいことをしてくれるのか?どんなためになる情報をくれるのか?どんな欲望を満たしてくれるのか?という下心で見ています。
関係ない、と思えばその瞬間に他のサイトを閲覧するか、見るのをやめます。人はそもそも、2つの感情で動くといわれます。「快楽を求める」か「痛みを避ける」か。
ということは、ファーストビューで何を書かなければいけないかというと「ユーザーにとっての得」を訴求しなければいけません。あるいは、このサイトを見なければ「あなたは損します」ということを。
共感時代の訴求の仕方
もしかしたら、アパレルや、美容室などデザインが重視される業態なら、スライドショーや動画だけでも有効かもしれません。
しかし、自店のコンセプトやそもそも事業の独自性を伝えにくい業態ではそれよりも「何が書いてあるか」のが重要です。特に、ユーザーに寄り添うサイト作りをする場合は。
たとえば、30-40代の女性がターゲット層のサイトで、悩みや不安を解決するカウンセリング事業の場合、視覚的に動きのあるトップページは落ち着きません。それに、最近は動きのあるサイトも増えて、見慣れたユーザーにとっては以前ほどの効果はないようにも感じます。
では、どんなファーストビューが良いのか?
リラックスした関係づくり
視覚的なインパクトより、まずは共感が大事だと思うのです。
共感。自分にとってとても大事な話を誰かに話そうとするとき、見ず知らずの人に話したりしません。落ち着かない相手など、もってのほかでしょう。
ある程度、親密で、リラックスした関係が必要ですよね。それは、インターネット上でも一緒ではありませんか?
いつでも相手優先
まずは相手ありきで、話を聞いてもらおうと思えば、まずは相手と親しくなってなければいけないのです。でないと、心に壁を作ってしまう。
おそらく成果の上がらないサイトと成果の上がるサイトの大きな違いは、ユーザーの問題課題に寄り添うのではなく、自分が伝えたいことを一方的に伝えるからではないかと思います。
たとえデジタル上で相手が見えなくても、相手がいることを細部まで想定できなくてはいけません。そうして初めて、壁は突破できる。