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SNSは今や、事業活動において欠かせないツールになってきています。
あらゆる業種で、見込み客を育てるだけでなく、集客が可能になっているからです。
業種ごとにどのSNSを使うか、については、下記の記事でざっくりまとめました。
ここでは、どのSNSを使うにしても、事業活動にプラスとなる「コンセプトづくり」について、考えたいと思います。
ビジネスでSNS構築する際のコンセプトとは
個人でSNSを運用するなら、どんなプロフィールでも構いません。
しかしビジネスで運用する以上、そこには運用コストがかかり、一定の成果が求められます。
やってみて無駄だった、あるいは、ずっとやっているけど意味がないでは、事業は成り立ちません。
一定の成果を出すためには、少なくとも戦略的に取り組む必要があります。
コンセプトは見込み客の「痛み」からスタートする
しつこいようですが、マーケティングには徹底した顧客視点が必要です。
それができてはじめて、売れる仕組み作りができる。
SNSは、<日常的に使うコミュニケーション×情報ツール>です。
興味関心のあることに対して、常に情報を入れては吐き出す仕組みになっています。
だから、情報を発信する側としては、見込み客が抱える「痛み」「悩み」「不安」を解決できる存在として数多く発信しなければ、興味関心をもってもらえません。
見込客への理解を深める
いうまでもなく、それには、顧客がどんな「痛み」や「悩み」「不安」を抱えているのか知らなくてはいけません。
そのために有効な方法のは、下の記事でも紹介していますが、色々な角度から、出来る限り客観的に調べること。
そして、過剰書きで構いません。
ノートとペンを持って、30個ほど、顧客の「痛み」「悩み」「不安」を書き出します。
顧客の「痛み」を解決する言葉を端的に言うと?
実は、顧客の「痛み」を解決する言葉を端的に言い表したものはそのまま、コンセプトになりえます。
たとえば、ご主人を亡くされた奥様が毎日、思い出に浸りながら、わびしさや淋しさから逃れられない「痛み」があったとすると、、、、
レストランならば「話好きのウエイターがいるお一人様も入りやすいレストラン」。
スーパーならば「地元密着スーパー@小鉢サイズの手作り惣菜が名物」。
塗装屋さんならば「ついでに電球も替えます!?噂のお人よし塗装屋」。
そんなコンセプトで情報発信していたらどうでしょうか?
何度も目にすれば気になって仕方なくなるはずです。
マーケットの空白を狙う
さらにコンセプトを効果的に表現する方法があります。
それは、マーケットの空白を狙うこと。
どういうことかというと、競合と自社の住み分けを行うのです。
下記の図のように、ざっくりとした四象限で考えてみましょう。
横軸が「クオリティ」品質の良しあし。
縦軸が「コスト」価格の高低です。
同じような顧客の「痛み」を解決する競合A、B、Cがいたとします。
競合「A」は、品質は良くないが、価格を安くすることによって、評価を得ている。
Bは中間狙いで、Cは品質も価格も高め。
上記の例で行くと、最も空いているマーケットは、「狙」とした的です。
ここは、マーケットを占有しやすく、勝ちやすい、という事です。
顧客の「痛み」×マーケットの「空白」=最強のコンセプト
厳密には、もっとたくさんのことを考える必要がありますが、顧客の「痛み」×マーケットの「空白」で勝負することで、マーケットに対して明確なメッセージを打てるようになります。
それこそ、設定すべき最強のコンセプト。
もちろん、より詳細なリサーチやマーケットサイズの算出、自社の強みなどトータルで考えなければいけませんが、ビジネスでSNS構築するなら、上記を想定してからスタートすると良いように思います。
なお、顧客の痛みを具体化する作業がいちばん大事、ということは忘れないでください。