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いやらしいからあまり言わないけれど……実はね、「ひとり勝ちできる」必勝法を発見しました。それは、一見すると誰でもできそうな、ささいな行動に過ぎないかもしれない。でも、この小さな違いが全てを変えるんです。
シンプルに言えば、他の人が「面倒くさい」と背を向けることに、真正面から取り組むこと。これが僕たちが圧倒的な競争優位性を勝ち取り、市場でひとり勝ちするための秘訣です。なぜなら、世の中には「誰かがやるべきだけど、面倒だからやっていないこと」が山ほどある。そして、そこに大チャンスが隠されているんですね。
たとえば、僕がココナラでうまくいったのも、この哲学があったから。19,000件以上のサービスがひしめき合う中、僕は他とは一線を画すサービスを提供しました。他の人が面倒くさがるような、細やかなサービスやクライアント一人ひとりに合わせたカスタマイズ、一見関係ないと思える小さな特徴が、実は大きな差別化につながっていたんです。
今、あなたと同じ市場でひしめきあうライバル、あるいはあなたの顧客が抱えている「面倒くさい」という壁。それが、実はあなたを成功に導く大きなチャンスかもしれません。この記事を読んで、どうやってその壁を乗り越え、市場で唯一無二の存在になれるかを見つけてみましょう。
目次
市場でひとり勝ちするための哲学、あるいはマインドセット
僕たちがビジネスにおいて狙うべき挑戦のひとつは、圧倒的な競争の中でいかにして自分だけの独自性を確立すること。他とは一線を画する存在になることです。それができれば、自然と顧客から選ばれる。でも、多くの人がとる行動は、より質の高い商品を提供したり、値下げできる努力を重ねたりすることにとらわれているような気がします。僕が活路を見出した方法は、もっと根本的で、泥臭く、他の人が避けて通るようなアプローチにあります。
つまり、他の人は面倒くさがってやりたがらないことをやること。
このシンプルな哲学が、圧倒的な競争優位性を築くコツです。大多数の人は、労力や時間、あるいはリスクを考慮して「面倒くさい」ことを積極的に選択しません。ここにチャンスがあります。他の人が「面倒くさがって」やらないことを積極的に取り組むことで、僕たちは他とは異なる独自の価値を生み出すことができるんです。
では、実際にどのようにしてこの哲学を実践に移すのでしょうか？
日常的で身近な事例をお伝えしましょう。僕がまだ独立前、会社員として働いていた時のことです。あるとき読んだ本に影響を受けて、誰よりも早く出社し、トイレ掃除することを習慣化しました。当時、僕はその会社の幹部です。セールスとマーケティングを担当していましたし、朝一番で出社することも、トイレ掃除することも、会社から求められているわけではありません。トイレ掃除は事務員が担当していました。
トイレ掃除をしたことで、僕はどうなったと思いますか？ 年収は右肩上がりで向上。起業して、嫌いな人と一緒に働くこともなく、仕事を選べるようになりました。家族仲も良くなったし、毎日が充実しています。「いったい、何の関係が？」と思われたでしょう。風が吹けば桶屋が儲かる、ということわざがありますが、トイレ掃除はほんの小さなきっかけに過ぎません。その因果関係を追っていくと……
- 誰よりも早く出社して、トイレ掃除をする習慣がついた
- そのために早起きするようになる
- トイレ掃除を効率化して、朝にすき間時間が生まれた
- 誰にも邪魔されない朝の時間に、副業や勉強をするようになる
- 学んだことを活かして本業、副業で成果が出るようになった
- 気づけばこなせる仕事量が増え、空いた時間に学びを深めることでさらに収益化できる
このように、トイレ掃除をきっかけとして、いつの間にか人生にまで大きな影響を及ぼしていたのです。
これをビジネスに応用することで、ひとり勝ちできる戦略が作れます。
ひとり勝ちするためのビジネス戦略と実践方法
「他の人が面倒くさがってやりたがらないことをやる」という哲学をビジネス戦略に取り入れるための僕なりの実践方法をステップバイステップでご紹介しましょう。
STEP1:業界やマーケットのすき間を探す
最初のステップは、自分の業界内やマーケットにおいて誰も手を付けていない、あるいは十分に掘り下げられていないすき間を見つけることです。面倒くさがってやらないこと、を探してみてください。
僕が事業として始めたWEB制作では、明らかにデザインに寄り過ぎていました。今でこそ当社のような会社はありますが、参入当時の2017年はマーケティングや戦略を重視した制作会社は調べてもほぼ、出てこなかったのです。それだけではありません。ホームページに掲載する文章は、依頼主の方で考えるのが主流でした。WEB制作会社はあくまで、デザインを作ることを主業務としていたのです。
なぜなら、デザインとマーケティングは立ち位置が真逆なんですね。マーケティングは顧客の立場から組み立てますが、デザインは依頼者の要望に応える形か、デザイナー側の提案からスタートします。勝てるホームページを作るなら、顧客の立場から考えないと絶対に成果出ませんよね。
STEP2:「面倒くさい」と感じる仕事に挑戦する
デザインというのは華やかな仕事です。対してマーケティングというのは、効果的な施策を求めると泥臭いリサーチが欠かせません。また文章を書く作業も楽ではなく、WEB上で顧客の信頼を得て行動を起こすシナリオを作るには、セールスライティングのスキルも必要です。何より、詳細なヒアリングや下調べの時間、戦略策定に要する時間が膨大にかかります。
WEBデザインだけも大変なのに、そのうえ、そうしたマーケティングまで手掛けるのはまあ「面倒くさい」ことでしょう。文章は依頼者側で考えてください、というスタイルになるのも致し方ありません。しかし、お察しのようにそこが差別化ポイントでした。
多くのWEB制作会社が敬遠するような「面倒くさい」と感じる仕事、あるいは「難しい」と感じる仕事に積極的に取り組むことで、当社はどんどん独自のポジショニングができるようになってきました。もちろん、そのプロセスの中で、高度なスキルを身につけなければならなかったし、不足している知識や経験は補わなければいけません。睡眠時間を削って、自己投資する必要があることは確かです。
ここで大切なのは、その労力が最終的に大きな価値を生み出すという確信を持って、挑戦することです。
STEP3:常に変化に対応し、継続的な学習と改善を欠かさない
市場は常に変化しています。他の人が「面倒くさがってやらないこと」は、十分な見返りが期待できないケースも少なくありません。「面倒くさい」ということは手数がかかります。その労力分の報酬が期待できるかどうかは、市場が決めます。機械化や仕組み化で改善できない限り大手は参入してこないので、参入障壁とはなりますが、利益を上げるには改善が欠かせないのです。
WEB制作の場合も、WEBデザインだけであれば安価で、大量に受注する仕組みづくりが可能です。５年前のマーケットと今では状況が違います。AIが発達すれば、ますますデザイン単価は低くなり、その中で高単価のWEB制作が受け入れられるかどうかはわかりません。
現在効果的な戦略が明日も同じように機能するとは限らないのです。そのため、継続的な学習と自分のビジネスモデルや戦略の改善が必要です。新たなトレンドや技術、顧客のニーズに敏感であることが、長期的な競争優位性を維持するポイントとなります。
STEP4:顧客からのフィードバックをもとに独自の価値提案を明確にする
自分のビジネスが提供する独自の価値を明確にし、それを顧客に伝えていくことで「選ばれる理由」を作ることができます。これがまさに、ポジショニング戦略。顧客にとって「なぜこのサービスや商品を選ぶべきなのか」を明確にすることで、市場での独自のポジショニングを確立できます。
それには、顧客からのフィードバックを活用するのがもっとも効果的と言えます。顧客の意見や感想を積極的に収集し、それに基づいてサービスや商品を改善することで、顧客満足度を高めるだけでなく、提供するサービスや商品の信頼性や権威性が向上するんですね。
ひとり勝ち戦略のヒントとコツ
圧倒的な独自性と競争優位性を確立するためには、他の人が避けがちな「面倒くさい」と感じる仕事に取り組むことがポイントだとお伝えしましたが、まだ漠然としていますよね。実際に理論はわかっても取り組もうと思えば多くの障害が立ちはだかることも事実です。ここでは、そうした面倒を乗り越え、継続的に成果を出し続けるためのヒントとコツをアドバイスします。
目標を明確にする、あるいはなりたくない自分を設定する
まずひとついえることは、目標を明確にすることが重要です。ありきたりな助言で恐縮ですが、何を達成したいのか、そのためにはどのような取り組みが必要なのかを具体的に定義しましょう。目標が明確であればあるほど、モチベーションの維持が容易になります。
ただし、僕の場合は、なりたい自分よりも「なりたくない自分」を意識する方が強いモチベーションとなりました。どちらのアプローチでも構いません。
小さな成功を積み重ねる
大きな目標を一気に達成しようとすると、普通の人は途中で挫折すると思います。ほかならぬ僕自身がそうです。小さな小さなスモールステップを用意して、それを一つずつクリアしていく方が継続しやすい。僕の場合はお伝えしたトイレ掃除が、スモールステップの役割を果たしました。自分で決めたことをコツコツ、継続して続けることで達成感を得ることができたんです。同時に、小さな成功の積み重ねが、自信とモチベーションを高めてくれました。
ルーチンとして仕組み化（習慣化）する
「面倒くさい」と感じる仕事に取り組むためには、意思の力に頼らないことが極めて重要です。人の脳はそもそも面倒なことを避ける傾向があります。一日のうちに何度も判断することがあると、とても疲れます。
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そこで、日々のルーチンを確立し、仕組み化を目指します。
僕は朝一番に出社して、トイレ掃除を始めたとき、どうやって仕組み化したかというと、朝早く起きて会社に向かうときにご褒美を許しました。途中、コンビニによって、メロンパンを買うプチ贅沢をしたんです。最初の頃は、メロンパンが楽しみで早起きして、会社に向かってたんですね(笑)これは健康にとって良くない習慣なので、2-3か月ほどで辞めましたが、そのころには意思の力を要しないようになっていました。
それと、トイレ掃除をするときの順番も、もっとも効率の良い手順を考えて、ほとんど何も考えないでも掃除を終えられるよう工夫したんです。ルーチンを確立したわけですね。
このようにちょっとした工夫で習慣にすることで、自然と作業に取りかかれるようになります。ルーチンの中には、仕事だけでなく、リラックスやリフレッシュの時間を含めることも大切かもしれません。
フィードバックを活用する
調べていて驚いたのですが、僕が尊敬している先輩諸氏方は全員が、日々のフィードバックの仕組みを取り入れていました。夜眠る前に、手帳やノート、マインドマップに、一日の振り返り作業を行っていたのです。
ポジティブなフィードバックは改善だけでなく、モチベーションの向上にもつながります。詳しくは下記の記事をご覧ください。
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まとめ
この記事を通じて、市場で圧倒的な競争優位性を勝ち取り、ひとり勝ちするためのビジネス戦略を探求してきました。「他の人はやらないことをやる」というシンプルながらも強力な哲学が、どのようにして独自性と成功を生み出すのかを明らかにしました。
今日からでも、この記事で紹介した戦略とヒントを活用し、自分だけの「勝てる道」を切り拓いてください。市場でのひとり勝ちを目指す道は簡単なものではありませんが、持続可能な努力と独創的なアプローチにより、達成することができると思います。
あなたのビジネスが、圧倒的な競争優位性を勝ち取ることを心から願っています。