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SNSが人々の暮らしに根付いて久しいですが、意外とマーケティングツールとして活用しているところはまだ少ないと知りました。
もちろん活用できる業種業態はあって、各SNSごとにその特徴も違うのですが、共通する考え方として、「UGC」を増やすことにSNSマーケティングの肝はあると理解しています。
UGCとは?
UGCは「User Generated Contets」の頭文字をとったもので、一般に「ユーザーが作ったコンテンツ=自然発生した口コミ」といわれるものです。
より多角的に、具体的にいうと、友だちや家族、同僚、仲間にわざわざ広めたくなったり、発信したいと思わせるるような情報や動画、画像、コメントなどを言います。
SNSマーケティングの目的
UGCを増やすことによってどうなるか?
例えば、ある限られた地域でしか水揚げされていない魚があるとします。
それは、地元の人しか知らない魚で、刺身にしても、焼きにしても絶品。
数少ない観光客がたまたま、その地元を訪れて、食堂で食べた魚があまりに美味しく、Twitterにアップしました。
「この魚、うますぎ!〇〇って魚で地元の人しか知らないらしい」
拡散に次ぐ、拡散
そのツイート(Twitterの投稿)が、「いいね!」をされたり、フォロワーにリツイート(自分の投稿フィードに転載すること)されたりします。
それにまた「いいね!」がつき、さらに他のフォロワーにリツイートされ、「いいね!」がつく。
さらに、それに興味を持った別の人が、Googleなどで食堂を調べて訪れて、その美味しさに驚き、今度はFacebookでアップされ、それがまた、Facebook上で繋がる人たちの間で話題となり、一部の人は実際に、訪れる。
ひとつのUGCが連鎖して、あらたなUGCを創り出し、連鎖して、あっという間に拡散する。
これがSNSの爆発的効果です。
直接購買に繋げるのが目的ではない
ただ、UGC自体は直接商品やサービスの購入に繋がるかというと、そうではありません。
SNSマーケティングの第一の目的は、UGCを増やすことによって、商品・サービスの購入に間接的に影響を与えること。
UGCは、ユーザーが勝手に発信してくれた口コミです。
その情報を受け取って興味を持った人は、すぐに購入に至ったり、行動したりすることはないでしょう。
その前にGoogle検索したり、家族と話したり、何らかのクッションを挟むのではないかと思われます。
ということは、その商品なり、サービスの購入に至るまでには、準備しておかなくてはいけません。
SNSマーケティングの導線
UGCの発生から商品の購入までの流れは、以下のようになります。

UGCを発生させるには、当然ですが、魅力的な商品なりサービスがないといけません。
ということは、コモディティ化(どこにでもあって誰にでも買えるような商品・サービス)であれば、そもそもUGCを発生させるのは難しい。
さらに、UGCが発生して「いいね!」となったとしても、商品・サービスの購入する動機を高める情報がなければ、購入には至りません。
そして、実際に購入してもらって、その商品・サービスが期待を上回っていたり、感動してもらわないと、新たなUGCは発生しないわけです。
3つの壁
ようするに、SNSマーケティングを回すためには3つの課題が存在します。
第一の課題:商品・サービスの独自性(他社に負けない強み)
第二の課題:顧客を育てる情報(ホームページやブログなど)
第三の課題:顧客フォロー
これらをクリアしなければ、SNSマーケティングをしかけたところで、なしのつぶて。
意味がありません。