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勝てるホームページの設計をするためには、ターゲットの定義をすることが最重要です。
しかし、より成功確率を高めるなら、マーケット全体から先にリサーチする方が得策でしょう。自社が参入すべきマーケットとは、言い換えれば「お客さんになる可能性のある人たちの集合体」です。その中の特定の領域に絞り込んだところが、狙うべきターゲット属性となります。
では、何を、どのようにリサーチすれば良いのでしょう? 多くのビジネスは顧客の問題を解決した対価として収益を受け取ります。顧客の抱える不安や悩み、痛み、問題がニーズであり、その解決策を必要としている人に「あなたの問題を解決する手段はここにありますよ」と教えてあげるのがマーケティングです。
ということは、顧客の集合体=マーケットが抱える不安や悩み、痛み、問題を調べていけばいい。そのための具体的な手法として、当社でクライアント様に推奨している7つの方法をこの記事ではお伝えします。
当社(勝てるホームページ作成会社ぞろ屋)はこれまで300件以上のホームページ制作を手掛け、日本最大級のクラウドソーシングサイト「ココナラ」ではランキング1位を数十回獲得しました。どれも地味な作業ではあるのですが、こうした泥臭いリサーチをするか、しないかで、結果が大きく変わることは当社が実証済みです。
ぜひ参考にしていただき、反応の得られるホームページを作成してください。
▼動画でざっくりと把握したい方はこちら▼
マーケットが抱える問題を客観的、統計的に調べる7つの方法
顧客は何を求めているのか?について、頭から湯気が出るほど考えることは事業を成功させるために欠かせないことです。
ただまずは、マーケット全体の一般的な「痛み」や「悩み」を知るのも非常に参考になります。当社ではホームページ制作の際、クライアント様に必ず、マーケットのリサーチからご協力いただきますが
目からうろこでした!
改めて、自分の業界のことがわかりました!
客観視できていないことにきづかされました!
など、感想をいただくことが多いです。
具体的には下記、7つの方法で、自社の見込み客になる可能性のある人たちを定量的に調べます。
- 同業他社の口コミを見る
- 検索エンジンで「(商品・サービス内容) 不満」と検索する
- Amazonで「商品、サービス名」を検索し、レビューを見る
- 教えてgoo、Yahoo!知恵袋、OK!waveなどのQ&Aサイトで検索する
- X、Youtube、その他SNSでキーワード検索する
- 既存のお客様にインタビュー、あるいはアンケートを取る
- 不満買取センターで不満を買い取る
具体的に何を調べるのかというと「悩み」「不安」「痛み」「不満」「お困りごと」「理想」などネガティブな要素です。当社ではそれらを最低30個は、エクセルシートにまとめていただくようにしています。
業種業態によって相性がありますので、調べやすいところからと取り組んでいただくと良いでしょう。それぞれのリサーチ法において、どのようなポイントで、リサーチするのか解説しますね。
同業他社の口コミを見る
消費者のリアルな口コミは、サクラではない限り、とても参考になります。飲食店や美容室、サロン、小売店など店舗ビジネスの場合は、下記のような基準を作って見て行くと良いでしょう。
- 自店舗の客単価よりやや高いお店
- 自店舗の客単価と同等のお店
- 自店舗の客単価よりやや低いお店
飲食店であれば、食べログやRetty、Googleマップのビジネスプロフィールなどで、口コミを一通り見てみます。近年のトレンドとして、Googleマップの口コミは、ユーザーが直接書き込んでいるので、食べログのような利害関係がなく、信頼性が高いといえます。ライバルから嫌がらせなど、競争の激しい業界では真偽のほどが分からない口コミが見られることがありますが、とても参考になるはずです。ネガティブな本音が見えたらそれをコピペして、控えていきます。エクセルに貼り付けていくとよいでしょう。
良い口コミを見るときは、逆の理由を連想してください。たとえば、レストランで自店より単価の高いお店では「器にもこだわりが感じられた」とあったとしましょう。もし、適当な器を使えば、悪評が立つかもしれないということが想像できます。その価格帯で顧客が求めることが分かるわけです。
逆に同価格帯のお店で「忙しそうにしていて目を合わせてもらえなかった」とあれば、サービスレベルをどのくらいまで求めているのか、計れます。価格帯の低いお店で「この価格でこの接客レベルは凄い!」と絶賛されていたら、自店では少なくとも、そのお店以上のサービスができないといけないなとわかります。
このように、顧客の「悩み」「不安」「痛み」「不満」「お困りごと」「理想」などネガティブな要素に結び付くことをひたすらピックアップしていきます。
ベンチマークしているライバル会社があれば、必ずチェックしてください。
検索エンジンで「(商品・サービス内容) 不満」と検索する
GoogleでもYahoo!でも構いません。検索エンジンで自社商品・サービスの内容+不満で検索してみましょう。まとめサイトや、ブログ記事など、わりとざっくりとした検索結果になることが多いですが、マーケット全体の不満がなんとなくわかります。
たとえば「パーソナルジム 不満」と検索すると、下記のような不満が代表的なものであることが分かりました。
- ブッキング(他の方と同時刻にセッションを入れてしまっていること)が多い
- 寄り添ってくれない
- その場限りの対応でサポートしてもらえている感じがしない
こうしたことだけでも、どういうことをしてはいけないか、逆にどんなところに気を付けてサービス構築をすればよいか、わかりますよね。
業種業界によっては、まったく出てこない場合もあるので、その場合は飛ばしてください。
Amazonで「商品・サービス名」を検索し、レビューを見る
Amazonのレビューは、非常に具体的な「悩み」「不安」「痛み」「不満」「お困りごと」「理想」などネガティブな要素を得られるケースが多いので、とてもおすすめです。
関連商品・サービス名を検索窓に入力して、すべてのカテゴリから検索してみてください。見るべきポイントは、コメント数の多い商品、あるいは書籍の中の★1とか★2のコメントで、長文でびっしり書いているようなレビュー。
ただ、Amazonレビューは通販をする場合だと、上記のリサーチがとても有効ですが、店舗ビジネスや、サービス関係の業種など、業態によっては、顧客の抱える問題に結びつかないケースも多いです。そんなときは関連書籍を調べてみるのも良いと思います。その場合は、★1だけではなく、★5を見ても参考になることがあります。
「こんな悩みがあって、こんなことを解決したかったんですけど、この本を読んだらそれが解決しました」
というようなコメントがあれば、ラッキーですね。それはそのままマーケットの悩みである可能性が高い。もちろん「この本にこんな期待をしてたけど、さっぱりだった」というようなコメントもマーケットの「痛み」を理解するのに役立ちます。
教えてgoo、Yahoo!知恵袋、OK!waveなどのQ&Aサイトで検索する
教えてgoo、Yahoo!知恵袋、OK!waveなどのQ&Aサイトも参考になるケースがあります。
恋愛相談から身体の悩み、日常生活の中で困ったことなどの悩みが多いので、整体師から外壁塗装、リフォーム、占い師などあらゆる事業で参考になると思います。
見るべきポイントは、質問の回答ではなく、質問内容そのもの。たとえば、教えてgooで、「腰が痛い」と検索するとこんな質問が出てきました。
腰が痛いです。整形外科でレントゲン検査しても異常なし。ぺちゃんこの布団で寝てるために腰が痛くなるってありえますか?
もし顧客ターゲットが同様の悩みを持っているなら、ホームページで「整形外科に行っても治らない腰の痛みは布団のせいにしていませんか?」とすれば、ターゲットはドキッとするでしょう。
こうした質問はたくさんあるので、ひたすらピックアップしていけば、マーケットの抱える問題がどんどんクリアに浮き彫りになってきます。
なお、質問への回答はつぶさに見る必要ありません。ポジショントークが多く、参考になりません。
X、Youtube、その他SNSでキーワード検索する
X(旧ツイッター)やYoutubeでキーワード検索すると、リアルで具体的なマーケットの悩みを得られることがあります。
Xだとやはり下世話なテーマというか、そのような類の投稿は身に迫った、リアルな声が得られるのではないかと思います。ポイントはユーザーの身になって、リアルな言葉で検索すること。
たとえば浮気調査をする探偵や離婚専門弁護士さんであれば「サレ妻」と検索してみるのも手です。実際に検索すると色々出てきますが、下記のようなコメントを見つけました。
私に対する事実の湾曲がすごくて、 私がモラハラだったとか、育児を一切していないとか、しまいには浮気をしたとか…
それぜんぶ、アナタです。
Youtubeでは、同業者のYoutubeを見てみると参考になります。もしコメントがついていて、視聴者からの疑問や不満が見られたらラッキーですね。迷わず控えましょう。
ためしに「ホームページ制作」で検索してみると、下記のようなコメントが見られました。
結局何が伝えたいのかわからん。初心者向けとか全くのウソ
初心者向け、誰でも簡単に、などキャッチの冠言葉として人気ですが、あまり安易につけるのは気を付けよう、、、と思いました。
既存のお客さんにインタビュー、あるいはアンケートを取ってみる
既存のお客さまにインタビューしたり、アンケートを取るのも良い方法です。
当社では顧客と積極的にコミュニケーション取り、声を聴くことを強く推奨していますが、それは常に耳を傾けることで、末永く支持される事業づくりを可能にするからです。マーケットリサーチにおいては、すでに顧客となっている人から話を聞くので、きわめて確度の高い情報が得られるでしょう。
その際の質問で最もおすすめなのが「なぜ、数多くの同業他社がいる中でうちを選んでくれたのですか?」というもの。これひとつで、自社の「強み」と、顧客が抱える「痛み」を同時に得られるかもしれません。こうして顧客が抱える問題をリサーチするのはそもそも、自社が選ばれる理由を見つけていくことが目的のひとつなのです。
意外と思ってもみない答えが返ってくることも多いですよ。僕が店長を任されていたイタリア料理店で50代の夫婦に聞いてみたところ「2人で楽しく食事できるところは他にないよ」と言われたことがありました。その時、少し驚いたんです。
というのは、それまで「ここのカルボナーラが一番だね」とか「あなたが選んでくれるワインならぜんぶ信用できる」と料理やワインに対する感想ばかりもらっていたからです。
「あ、そっち(料理やワイン)じゃなかったんだ・・・」と思いました。むしろ、親しく会話したり、夫婦で話し込んでるときは距離を取ったり、誕生日のお祝いをしてあげたり、時々サプライズでお土産を渡したり。料理やワインより、そうしたサービスを気に入ってくれていたのでした。
逆に言えば、他のお店は、夫婦2人で楽しく過ごせるレストランはなかったということです。それは、普段忙しくてゆっくり話もできない夫婦にとって切実な「痛み」でもあるでしょう。
なお、お客様の声についての詳細な解説は下記の記事をご覧ください。
不満買取センターで不満を買い取る
ここまでは、自分の手と頭でマーケットリサーチをする手法でしたが、手っ取り早く、お金で解決する方法もあります。
不満買取センターを活用する手法です。不満買取センターは消費者から不満を買い取って、そのデータを企業に販売することで収益を上げるという斬新なビジネスモデル。
それがビジネスになるの?と思われたかもしれません。僕も思いました。でも、大手は自社で調べる代わりにここから不満を買い取って、商品開発をするケースも少なくないようです。実際に使用された方の話を聞くと、精度が高く、極めて具体的なので、非常に参考になったと言っていました。
もし御社が資本力のある場合は、真剣に検討しても良いと思います。
まとめ
勝てるホームページの設計をするためには、ターゲットの定義をする前に、マーケット全体から先にリサーチすることで、勝率をあげることができます。マーケットとは、言い換えれば「お客さんになる可能性のある人たちの集合体」。
マーケットが抱える不安や悩み、痛み、問題をリサーチすることで、顧客の絞り込みも容易になるはずです。そのための具体的な手法として、7つの方法をご紹介しました。もう一度まとめてみましょう。
- 同業他社の口コミを見る
- 検索エンジンで「(商品・サービス内容) 不満」と検索する
- Amazonで「商品、サービス名」を検索し、レビューを見る
- 教えてgoo、Yahoo!知恵袋、OK!waveなどのQ&Aサイトで検索する
- X、Youtube、その他SNSでキーワード検索する
- 既存のお客様にインタビュー、あるいはアンケートを取る
- 不満買取センターで不満を買い取る
業種業態によって相性がありますので、調べやすいところからと取り組んでいただき、最低でも30個はリストアップしてください。実際にリサーチしていただくとわかりますが、目の前の仕事に一所懸命になっているときほど、思わぬ気づきがありますよ。
当社では業種問わず、ご依頼を受けてきましたので、たくさんの業態を見てきました。その中でつくづく思うのは、人の感情や、価値基準は「必ずしも、合理的ではない」ということです。たとえば、単に競合より安いから選ばれるとは限りませんよね。品質が良い、サービスが良い、と明確な理由があるわけでもありません。
極端にいえば「なんかイイ」と思われて選ばれている。
逆に、選ばれない理由は明確です。「電話対応がよくなかった」「ホームページに記載の料金と違った」「営業がしつこかった」「事前の説明と違った」……こうしたマーケットの不平不満が、マーケットリサーチを通して理解できるので、それを避けるだけでも勝率が上がるわけです。