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個人起業家、士業、コンサル、フリーランスのあなたには、こんな悩みはないでしょうか?
- 自分のビジネスを他と差別化したいけど、どうすればいいかわからない。
- 立ち止まれば下がっていく一方の下りエスカレーターを逆回転させたい。
- 営業も集客も苦手。自分の専門コンテンツに集中して、品質で勝負したい。
その解決策は意外と身近にあるかもしれません。それは「オーディオブック出版」です。
僕は、勝てるホームページ作成会社ぞろ屋の代表として、スモールビジネスが激動の時代を勝ち抜くためのWEBサービスを提供しています。一時は借金を抱え、大変な時期もありましたが、コツコツと着実に成果を出し続けることで、日本最大級のクラウドソーシングサービス「ココナラ」で数十回もランキング1位の獲得をはじめ、多方面で成果を上げることができました。
そうした中で、僕が今、大きな可能性を感じているのが「オーディオブック出版」です。あなたが個人起業家、士業、コンサル、フリーランスであれば、いち早く取り組まれることをおすすめします。まだまだ活用している人は少なく、あなたの業界でシェアを取ることが出来れば、ビジネスの有力な集客チャネルとなるでしょう。
今回は、オーディオブックを出版することで、どのように自分のブランドを確立し、見込み客を引き寄せることができるのか、解説します。この記事を通じて、その方法を一緒に探っていきましょう。
▼まずは動画で概要をご覧ください(約140秒)▼
オーディオブックの市場の魅力
オーディオブックは、読書の新たな形態として、近年ますます人気を集めています。スマホひとつあれば、いつでもどこでも書籍を「聞く」ことができます。通勤中、ジョギング中、あるいは家事をしながらでも、耳を通じて知識を吸収できるため、多忙な現代人にとって非常に便利なツールといえるでしょう。
しかし、オーディオブックのメリットは便利さだけにとどまりません。オーディオブックは、聞くことによる学習効率の良さや、視覚的な疲れを軽減するといった点でも注目されています。また、視覚障害を持つ人々にとっても、情報へのアクセスを大きく改善するツールとなっています。
市場の視点から見ると、オーディオブック市場は急速に拡大しています。株式会社日本能率協会総合研究所が発表したオーディオブック市場規模・予測によると、2021年の市場規模は140億円、2024年には260億円へ伸長すると予測しました。
デジタル技術の進化により、制作と配布が以前に比べて格段に容易になったことが、この成長の背景にあります。すでに目ざとい出版社や個人は、自分たちの作品をオーディオブックとしてリリースし、新たな収益源としているのです。
オーディオブックの2大プラットフォーム
オーディオブックのプラットフォームといえばAmazonが提供する「Audible」と、日本の会社オトバンクが提供する「Audiobook.jp」。
利用するユーザー側の視点で基礎情報を比較してみましょう。
audiobook.jp | Audible | |
---|---|---|
月額プラン | 1,330円 ※年間プランでは833円/月 | 1,500円 |
聴き放題対象 | 1.5万冊以上 | 12万冊以上 |
無料体験期間 | 14日間 | 30日間 |
公式サイト | audiobook.jp | audible.co.jp |
こうして比較すると「Audible」の12万冊以上聴き放題というのは圧倒しているようですが、うち10万冊は洋書となります。日本語作品は約2万冊なので、コストパフォーマンスでいうと「audiobook」にやや軍配が上がるでしょうか。
日本のオーディオブックは2007年に株式会社オトバンクが始めたオンラインストアが先駆けと言われています。同社が提供する「audiobook.jp」のユーザー数は2018年以降急激に増え、2019年に100万人を突破すると、2020年10月には160万人超、2021年に200万人、2024年2月、ついに300万人を突破したそうです。凄いですよね。
下記は「Audiobook.jp」が公表している利用者層です。
オーディオブックの利用動機は学習のため
audiobook.jpを運営する株式会社オトバンクによると、ユーザーの利用動機についてのアンケートで「知識や教養、スキルなどの学習のため」という回答が82.7%となったようです。ユーザーは30〜40代のビジネスパーソンが多いとのこと。
僕自身もそうですが、「ながら聞き」でビジネスの情報収集やスキルアップのためのインプットを習慣化しています。同様の聴き方をしている人が多いのでしょう。
オーディオブックは伸び盛りのマーケットプレイス!
オーディオブックはご覧のようにマーケットが急拡大しています。
個人起業家や専門家にとって、この機会を活かさない理由はありません。あなたの専門性をオーディオブックとして配信することで、あなた自身や、あなたのビジネスに興味のある濃い見込み客を広く集客することができます。さらに、自己ブランディングの強力なツールにもなり得るでしょう。
それだけではありません。自分の専門領域や経験を音声コンテンツとして提供することで、信頼性、権威性、専門性、体験価値を示すことができるので、あなたが代表者としてホームページを運用している場合、Googleの検索エンジンの評価も上げることができるのです。
その効果は、僕自身が現在進行形で検証していますが、電子書籍を出版しただけでも明らかに効果がありました。これは急速に進化している生成AIと無関係ではありません。コンテンツそのものよりも「誰が」発信しているのか、その信頼性が問われる時代になっているからです。
それでは、オーディオブックを出版することの具体的なメリットと、そのプロセスについて詳しく見ていきましょう。
個人起業家のためのオーディオブック差別化戦略
現代のビジネス環境では、自身の専門性、権威性を際立たせることがデジタル社会で勝ち抜く鍵となります。特に個人起業家、士業、コンサルタント、専門性の高いフリーランスにとって、市場での差別化は生存戦略上、避けて通れません。誰にでもできるノウハウは、あっという間に広まり、先行者利益を得れる期間はごくわずかですが、オーディオブックは参入障壁が高めなので、強力な解決策となるだろうと考えています。
自己ブランディングとしての役割
オーディオブック出版をしている、というだけで、なんとなくスゴイと感じる人は少なからずおられるでしょう。それがたとえ、偏った認知バイアスだとしても、ビジネス上は有効に働きます。
商品・サービスが売れるのは、その品質が良いから売れるのではありません。「良さそうに見える」から売れます。あなたがコンサルタントの場合、本当に結果を出せるかどうかはやってみないとわからないかもしれない。でも、オーディオブックを出版していれば、なんとなく「やってくれそう」な気に顧客はなると思います。心理学用語では「ハロー(後光)効果」といいますが、オーディオブックが錯覚資産となるわけです。
もちろん、あなたの知識や経験など専門領域をコンテンツ化し、聴くことのできる形で提供することで、あなたの提供するサービスを求める顧客は増えるでしょう。SNSやブログで発信しているだけでは認知してもらうことのできなかった顧客層にアプローチすることも可能かもしれません。
こうしたブランディング効果を、まだ多くの方が気づいていないので、あなたがいち早く参入すればその業界において、有利にビジネスを進めることができるでしょう。
見込み客を育成するマーケティング効果
オーディオブックのマーケティングとしての活用価値は、非常に高いのではないかと思います。単なる情報提供にとどまらず、自分の専門領域に関するコンテンツ配信をすることで、潜在的な顧客に対して、価値を届けることができます。通常、マーケティングにおいて、見込み客を育成するには、ホームページのコンテンツを充実させ、メルマガやLINE登録してもらって、自社の特徴、強み、他社との違いなどを伝えていかなくてはいけません。アナログでは、電話で御用聞きをしたり、営業マンが度々顔を出して世間話をしたり、たいへんなコストをかけて、見込み客を育成します。
しかし、オーディオブックであれば、そのオーディオブックを聞いている間、顧客を独占できますし、価値を伝えやすい。もし、顧客の気づかなかった解決策や、知りえなかった情報を提供できれば、一気にファンになってくれるかもしれません。
それにはもちろん、戦略的なオーディオブック設計や企画が重要になりますが、自分自身の専門領域をまとめるだけでも、競合がすくないので効果的に宣伝することが出来るのではないかと思っています。
オーディオブック出版のステップバイステップ
オーディオブック出版の可能性について、賛同いただけたでしょうか?
とはいえ、コンテンツがなければ、そもそも出版はできません。オーディオブックの前に電子書籍出版が先です。さらに、朗読はどうするのか、自分で吹き込むのか、プロに任せるのか、編集はどうするのか。実際、その工程は、やや複雑で、しっかりと準備をしなくてはいけません。
そのプロセスを具体的に解説します。
まずは、出版のための目的を定義してください。起業家の方は、多くの場合「見込み客の獲得」や「集客」となるでしょう。中でも濃い見込み客を獲得するために、ターゲットを定義して、どんなキーワードで検索されるか戦略的に考えていきます。
企画をもとに原稿を作成し、電子書籍を出版します。音声のみのコンテンツ配信も可能ではありますが、オーディオブックは基本的には書籍ありきの配信となりますし、信頼性という意味でも、先に電子書籍を用意することをおすすめします。電子書籍の出版については下記の記事を参照してください。
オーディオブックの出版にあたっては、プラットフォームに直接、メールで問い合わせをする必要があります。下記「audiobook.jp 」の問い合わせ先に、オーディオブック出版をしたい旨をお知らせください。
「audiobook.jp 」で音声配信をするには、契約を結ぶ必要があります。その際、システム登録手数料(3万3千円税込み)かかりますのでご注意ください。「Audiobook.jp」とのやり取りについては、数度にわたり書類のやり取りをします。おおまかな流れについては、下記をご覧ください。
音声データの作成は、自分で録音するか、プロに任せるかの2択です。よほど喋りに自信がない限り、プロに任せた方が無難でしょう。オーディオブックはイヤホンで聴かれることが多いので、ちょっとした雑音や、息継ぎ、「さ」行や「ぱ」行の「破裂音」が気になります。僕も以前、プロではなく著者本人が声を入れているオーディオブックを聴いていて、途中から中身よりも話し方が気になって、聴くのをやめてしまったことがあります。コストはかかりますが、プロの声入れならばそのリスクはありません。
参考までに「audiobook.jp 」における音声データ納品規定の一部を紹介します。契約に時間がかかる際は、下記を参考に音声データを作成すると良いでしょう。
1.音声データフォーマット
16 ビット、44.1Khz ステレオ MP3 (192kbpsもしくはそれ以上)またはWAV
2.音声データのファイル名について
・ファイル名はトラック番号をタイトルの前に記入する
001_トラック名
002_トラック名
003_トラック名
・拡張子は「.mp3」または「.wav」
・音源を含めているフォルダはファイルの時間を示す「長さ」が表示されるようにする
3.ファイルと章区分の整合性
・各章(トラック)に分けて収容する
・1ファイル(トラック)は45分まで。45分を超える場合は区切りの良いところで音源を分けて、ファイル名の後ろに(1)、(2)等つける
・音源ファイル数が60を超える場合は、作品自体を上下巻などに分ける
4.音声データのシグナル・レベル
推奨される音声レベル マイナス24dB RMSからマイナス14dB RMS
推奨されるピーク・レベル マイナス6dB
推奨されるノイズ・フロア マイナス60dBを越えないもの
5.資料および読み替え
・グラフ、写真、イラスト等、音源とあわせて参照させたい資料がある場合は
pdfファイルを納品する
・何番目に表示されるべき資料なのかわかるよう、pdfファイルのタイトルには
連番を記載する
・pdfの名前は「図表1」「図表2」といった「図表+連番」で表示する
・図表の数が10以上ある場合、音源で読み上げる際に「図表+連番をご参照ください」のように音声での読み替えをする
オーディオブックのデータは、音声ファイルのほかに「audiobook.jp 」専用のコンテンツ情報入力シートに記載し、提出する必要があります。
各種ファイルを送付し、不備がなければ2週間程度で配信となります。
まとめ
この記事を通じて、オーディオブックが個人起業家や専門家にとって、ただの情報伝達手段ではなく、強力なブランディングとマーケティングツールになり得ることをお伝えしました。オーディオブック出版は、自分の専門知識や経験を競合の少ないプラットフォームで配信することで、濃い見込み客を集客するのに有効なチャネルです。それにより、信頼性、権威性、専門性、体験価値を高め、自社サイトへのSEO効果も同時に高めることができるでしょう。
ただ、実際にオーディオブックを出版しようと思えば、やや壁は高いかもしれません。
もしあなたが、この記事を読んでオーディオブックの出版を検討されるようでしたら、ぞろ屋にご相談ください。必ずしもお役に立てるかはわかりませんが、何かしらお伝えできることがあるかもしれません。
一緒に、未来へと続く新たな道を切り拓きましょう。