新庄監督に学ぶ「弱者の戦略」|勝てる領域を見つける3つの条件

新庄監督に学ぶ「弱者の戦略」|勝てる領域を見つける3つの条件

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毎日、朝から晩まで働いて、SNS発信も、頑張っている。 なのに、結果に繋がらない。
そんな状況に、心当たりはありませんか?

Web制作をしている方なら、案件は取れても、低単価で、疲弊しているかもしれません。「もっと実績を積めば単価が上がるはず」と信じてはいるけれど、先が見えなかったり。スモールビジネスの経営者なら、大手と同じ土俵で戦っても勝てないし、価格競争に巻き込まれて利益が出ないとか。「差別化しなきゃ」と思いはするものの、何をどう変えればいいのかわからなかったり…。

当社には、こうした課題をお持ちの方からご相談いただくことが多いのですが、実は、これらの悩みには共通する「原因」があります。

それは「勝てない領域で戦っている」ということ。

どれだけ頑張っても、その領域で勝負している限り、成果は出ません。逆に言えば、「勝てる領域」を見つけて、そこに全力を注げば、状況は一変するかもしれない。そこでこの記事では、2025年現在、日本ハムファイターズの監督として、チームを再生させた新庄剛志監督が、メジャーリーグで実践した「弱者の戦略」をご紹介します。

新庄監督からは、ビジネスでも学べるところが非常に多い。ぜひ、あなたのビジネスを逆転させるヒントを見つけてください。

目次

新庄監督は、なぜメジャーで生き残れたのか?

新庄監督は、なぜメジャーで生き残れたのか?

新庄剛志監督といえば、派手なパフォーマンスや独特なファッションが注目されがちです。

でも、ビジネスをしているあなたには、その「表の顔」に惑わされてほしくありません。新庄監督の本当の凄さは、その<戦略>にあるからです。

パワーでは絶対に勝てないと悟る

2001年、選手時代の新庄監督はニューヨーク・メッツに入団し、イチロー選手とともに日本人野手として初めてメジャーリーグに挑戦しました。

メジャーリーガーたちを見て、新庄監督は、度肝を抜かれたそうです。そのパワーは、日本の比ではありません。ホームランの飛距離も、スイングスピードも、体格も、すべてが桁違い。真っ向からパワー勝負を挑んでも、絶対に勝てないと悟りました。

普通の選手なら、ここで心が折れるかもしれません。

でも、新庄監督は違いました。

「勝てる場所」を冷静に見極めた

新庄監督は、パワーで勝てないという事実を冷静に受け止め、自分の強みをゼロから再定義しました。メジャーで生き残るには、どの特徴を際立たせ、強化すべきか。あれもこれもではなく、これだけは負けないぞ、という領域を探したのです。その結果、

パワーでは勝てない。でも、スピードと守備なら勝負できる

と判断しました。

新庄監督は、打撃スタイルを大きく変えます。狙ったのは、内野の間を抜く鋭い打球。ホームランを狙うのではなく、バットの芯にあてて、野手がいないところに飛ばすことを意識しました。そして、持ち前の俊足を活かして、確実に塁に出る戦い方へとシフトしたのです。

そして守備では、メッツのバレンタイン監督に「新庄より守備のうまい外野手はいなかった」と言わしめるほどの存在感を発揮。当時メジャー屈指のセンターと言われたアンドリュー・ジョーンズにも引けを取らない守備力で、チームに欠かせない選手になったんですね。

さらに、サンフランシスコ・ジャイアンツに移籍した際には、あのバリー・ボンズに「左中間の打球はすべて取る」と宣言。ボンズが打撃に集中できるよう守備面をサポートし、「とてつもないセンター」と絶大な信頼を得ました。

3つの条件が交差するところに、全力コミット

新庄監督が実践したのは、まさに「弱者の戦略」そのものではないでしょうか。

その条件を分類すると、以下、3つに整理できます。

  1. 自分が得意なこと(スピード、守備、強肩)
  2. チームが求めていること(守備の安定、得点圏での勝負強さ)
  3. ライバルが強くない領域(パワーヒッターは多いが、守備のスペシャリストは希少)

この3つが交差するところに、全力でコミットしたわけです。この明確な戦略性があったからこそ、周囲に「活躍できるはずがない」といわれていた新庄監督が、メジャーリーグという最高峰の舞台で3年間も生き残ることができたのだと思います。

新庄監督の「弱者の戦略」はビジネスに活用できる

この考え方は、そのままビジネスに応用できます。

特に、スモールビジネスやフリーランスのような「弱者」にとっては、大きなヒントになるはずです。

「とにかく頑張る」では成果は出ない

よくある失敗パターンがあります。

「とにかく頑張ります!」 「何でもやります!」 「誰よりも努力します!」

こうした姿勢は、一見すると素晴らしいように見えます。でも、残念ながら、これだけでは成果は出ません。

なぜなら、大手やライバルも「頑張っている」からです。資金力も、人材も、知名度も、すべてで上回る相手と同じ土俵で「頑張り比べ」をしても、勝ち目はありません

勝つために必要なのは「場所選び」

勝つために必要なのは、「頑張る総量」ではなく「場所選び」。

自分が勝ちやすい場所に集中すること。これが、弱者が強者に勝つための極めて有効な方法です。

たとえば、Web制作で考えてみましょう。

「なんでも作れます」「どんな業種でも対応できます」「格安でうけおいます」という打ち出し方は、一見すると間口が広くて良さそうに見えます。でも、これでは大手制作会社や、実績豊富な競合と真っ向勝負することになります。

一方で、「飲食店専門のホームページ制作」「治療院に特化したLP制作」のように領域を絞れば、その分野では「第一人者」になれるかもしれません。

ちなみに僕は、今でこそ、ココナラWeb制作ランキングで全国1位を100回以上獲得するなど、ある程度の実績を上げることができましたが、挑戦を始めた当初は「マーケティング×セールス×ホームページ制作」で勝負しました。その領域ががら空きだったのと、ホームページ制作の実績はゼロでも、マーケティングとセールスについては、多少の知見と実績があったからです。

場所選び=ポジショニングを変えるだけで、数ある競合から比較検討されるのではなく、「特定の領域から選ばれる存在」に変わります。これが「勝てる領域」で戦うということです。

「勝てる領域」を見つける3つの条件

では、具体的にどうやって「勝てる領域」を見つければいいのか?

新庄監督の例をヒントに、3つの条件を整理しました。

条件1:自分の強み・得意なこと

まず、自分自身の強みを棚卸しする必要があります。

ここでポイントになるのは、「好き」だけで判断しないこと。

好きなことと、得意なことは違います。自分では当たり前にやっていることが、実は他の人にはできないことだったりします。

強みを見つけるヒントになる質問をいくつか挙げておきます。

  • 過去に褒められたことは何か?
  • 人から「すごいね」と言われたことは?
  • 苦労せずに、自然とできてしまうことは?
  • 人より早く終わらせられる作業は?

たとえば、Web制作者なら、「コーディングが速い」「デザインのセンスがある」といった技術的な強みもあれば、「クライアントの話を聞くのが得意」「難しいことを噛み砕いて説明できる」といったコミュニケーション面の強みもあるはずです。

条件2:市場が求めていること(需要)

自分の強みがわかっても、それを求めている人がいなければビジネスになりません。

市場の需要を見極めることが、2つ目の条件です。需要を調べる方法はたくさんありますが、すぐに調べられる方法をご紹介しましょう。

  • 実際にお客さんから聞かれることは何か?
  • SNSやQ&Aサイトで、よく質問されているテーマは?
  • 競合のサービスで、売れているものは何か?
  • 自分が過去に受けた案件で、特に喜ばれたものは?

注意したいのは、「需要がない分野」で戦わないこと。考えてみれば当たり前なのですが、どれだけ強みを活かせても、そもそも市場がなければ売上にはつながりません。

条件3:競合が力を入れていない領域

3つ目は、競合との比較です。

強みがあり、需要もある。でも、競合がひしめいている領域では、やはり勝つのは難しい。比較検討されたとき、実績がある方がどうしても選ばれやすくなりますし、デザインなど、見た目で判断されるケースもあります。

だからこそ、「競合が力を入れていない領域」を狙う必要があります。

競合を調べるときのポイントは、「何をやっているか」だけでなく「何をやっていないか」を見ると良いかもしれません。

  • 競合がカバーしていない業種は?
  • 競合が対応していない価格帯は?
  • 競合が手を出していないサービス形態は?

たとえば、Web制作の分野で「マーケティング×Web制作」という掛け算を打ち出している会社は、実はまだまだ少数派です。スキル習得が難しいので、一定の参入障壁があるからです。そのため、多くの制作会社は「デザイン」や「SEO」「丸投げ」など、機能や利便性を売りにしていますが、「売上につながる戦略」まで踏み込んでいるところは限られています。

こうした「空白地帯」を見つけることが、勝てる領域を特定するポイントになります。

3つの条件を満たすシンプルな質問

まず、あなたがやるべきことは、以下の質問を繰り返し「勝てる領域」が見つけることです。

  • 自分が得意なこと、苦労せずにできることは何か?
  • その強みを求めている人はいるか?お金を払う価値があるか?
  • その領域で、競合が手薄になっているところはどこか?

この3つが重なるところが、あなたの「勝てる領域」です。

避けたい失敗パターン3選

「勝てる領域」を探す過程で、陥りやすい失敗パターンがあります。事前に知っておくことで、回避できますので、補足しておきますね。

失敗1:「好き」だけで選んでしまう

「好きなことを仕事に」という言葉は魅力的ですが、僕は反対です。好きなだけでは食べていけません。僕は会社員時代、社長に言われたことがあります。

どんな仕事もできるようにならないと好きになれない

若いことは「好きなことを仕事にしたい」と僕も考えていました。その方が苦も無く、努力できるからです。でも、たとえ好きな分野でも、需要がなければビジネスにならないのと同じで、だんだん苦しくなってくるんですね。評価されるために始めた仕事でなくても、誰にも評価してもらえなければ、つらいのです。

逆に、求められる仕事をして、評価されたときの方がうれしくて、それを繰り返すうちに、その仕事の方がよほど好きになる。それに、たとえ、好きな仕事で、需要があっても、競合が強すぎれば勝てません。僕にとって、ソムリエという仕事を心の底から愛していますが、それでは十分な収入を得られず、トップクラスの実力をつけるには、ライバルが強すぎて、僕の能力では勝てないと悟りました。ですが、マーケティングやセールス、Webの仕事は、当初、好きではなかったものの、成果が出ると面白くなってきて、今やそれが軸となっています。

「好き」は大事なモチベーションですが、それだけで参入分野を決めるのは危険です。

失敗2:「何でもできます」と言ってしまう

間口を広げれば、チャンスが増えると思いがちです。

でも実際は逆。「何でもできます」は「何も特徴がありません」と同義です。

お客さんは、自分の悩みを解決してくれる「専門家」を探しています。「何でも屋」ではなく、「自分のための専門家」に頼みたいのです。

失敗3:競合と同じ土俵で戦ってしまう

「あの会社がやっているから、うちもやろう」という安易な発想も危険ですね。

競合と同じサービス、同じ価格帯、同じターゲット,同じ狙いで戦えば、資金力や知名度、実績で劣る側がほぼ負けます。

競合を「真似る」のではなく、競合が「やっていないこと」を探した方が結果につながることが多い。当社のココナラの出品サービスは、あえてダサいサムネイルを選びましたが、それは、周囲がデザインや、広告のようなコテコテした訴求を競いあっていたからです。結果として、ダサくても、当社のサービスが選ばれるという現象が起こりました。不思議がる方が多いのですが、その理由は実はシンプルなのです。

詳しくは以下の記事にまとめていますので、ご覧になってください。

受講生、視聴者からよくいただく質問

当社では【勝てるホームページ作成講座】という戦略的ホームページ制作の裏側を全公開した講座を一部の方に提供していたり、Youtubeやポッドキャストでも発信していて、質問や相談を頂くことがあります。

そこで、ここでは「勝てる領域」選びにおいて、よくいただく質問をまとめておきました。

Q1:自分の強みがわかりません。どうすればいいですか?

自分の強みは、自分では気づきにくいものです。なぜなら、自分にとっては「当たり前」だから。

おすすめは、過去に褒められたことを思い出すこと。また、信頼できる人に「私の強みって何だと思う?」と聞いてみるのも有効です。客観的な意見を、自分の主観をはさまず聞いてみてください。

Q2:ニッチに絞ると、お客さんが減りませんか?

一時的には減るかもしれません。でも、「選ばれる理由」が明確になることで、成約率は上がります。

100人に1人しか響かない発信より、10人中8人が「これ、私のことだ」と思う発信のほうが、結果的に売上につながります。

なお、当然ですが、あまりにマニアックすぎて、絞り過ぎて市場がないところまで絞るのは間違っています。不必要に絞らず、自分にとって、十分な収益が見込める領域を狙いましょう。

Q3:競合が少ない領域は、需要も少ないのでは?

その可能性はあります。だからこそ、「需要」と「競合の弱点」の両方を確認する必要があります。

競合が少ない理由が「需要がないから」なのか、「まだ誰も気づいていないから」なのかを見極めることが大切です。

Q4:すでにレッドオーシャンの分野にいます。今から変えられますか?

変えられます。ただし、いきなり全部を変える必要はありません。

まずは、既存のサービスに「角度」をつけることから始めてみてください。ターゲットを絞る、提供方法を変える、強みを掛け算するなど、小さな変化から始めることができます。

まとめ:勝てる領域で戦えば、ビジネスは変わる

最後に、この記事のポイントを整理します。

  • 「頑張る量」ではなく「場所選び」が勝敗を分ける
  • 新庄監督は、パワーで勝てないと悟り、スピードと守備という「勝てる領域」にシフトした
  • 勝てる領域は、3つの条件が交差するところ:自分の強み × 市場の需要 × 競合の弱点
  • 「好きだから」「何でもできるから」では勝てない
  • 弱者が勝つには、競合と同じ土俵で戦わないこと
  • 今日から始められることは「自分の強みの棚卸し」

あなたは今、勝てる領域で勝負できていますか?

もし、違うフィールドで消耗しているなら、今日から戦略を見直してみてください。

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