Cloudflareとは?レンタルサーバーとの違いと安全性|ぞろ屋の実例5つ

Cloudflareとは?レンタルサーバーとの違いと安全性

※この記事にはプロモーションが含まれています

Cloudflareに置いても、表示は速くなりませんでした。

ぞろ屋の見本サイトで実際に測った結果です(2026年10月22日)。

「レンタルサーバーをやめられるの?」「安全なの?」と気になっている方もいると思います。

この記事では、実際の操作画面と、ぞろ屋の実例5つを使ってお話しします。

まずは結論からお伝えします。

知りたいこと答え
Cloudflareとはホームページとお客さんの間に入り、ページを届けるサービス
料金無料プランがある
レンタルサーバーはやめられる?WordPressなら、やめられない
表示は速くなる?置くだけでは速くならない
安全になる?使い方で変わる。リスクはゼロにならない
目次

Cloudflareとは?全ウェブサイトの28.4%が使うサービス

Cloudflare(クラウドフレア)は、アメリカの会社が提供しているサービスです。

ホームページとお客さんの間に入って、通信を受け渡してくれます。

調査会社W3Techsの統計では、全ウェブサイトの28.4%が使っています(2026年11月)。

拠点は、公式の説明だと「100か国以上の数百の都市」にあります。

無料プランでも、次の3つが使えます。

  • SSL(通信の暗号化)
  • CDN(近くの拠点からファイルを届ける仕組み)
  • DDoS対策(大量の通信でサイトを止める攻撃への対策。全プランで量の上限なし)

レンタルサーバーとの違いは、役割

レンタルサーバーは、ホームページのデータを置いておく場所を借りるサービスです。

WordPressは、レンタルサーバーの中で動いています。

Cloudflareは、WordPressを動かす場所ではありません。

Cloudflareは、レンタルサーバーの上位互換ではなく、役割が違います。

Cloudflareの使い方は3つ

分かりにくい理由は、使い方が3つあるからです。

Cloudflareの使い方は3つ。レンタルサーバーの前に置く、Cloudflareに直接置く、部品だけ使う
スクロールできます
使い方何をするかレンタルサーバーの契約
前に置くWordPressはサーバーに残す。通信だけCloudflareを通す残る
直接置く静的サイトのファイルをCloudflareに置くホームページには要らない
部品だけ使うサイトはサーバーのまま。処理の一部だけCloudflareで動かす残る

静的サイトとは、あらかじめ作っておいたページをそのまま見せるサイトのことです。

ページを開くたびにプログラムが動くわけではありません。

レンタルサーバーとCloudflareの違い|費用・メール・サポート

エックスサーバーのスタンダードと、Cloudflareの無料プランに直接置く場合を比べてみました。

2026年11月2日に公式ページで確認した内容です。

スクロールできます
項目エックスサーバー スタンダードCloudflare無料プランに直接置く
費用12か月契約で月1,100円(税込)。初期費用0円静的ファイルへのアクセスは無料・無制限
WordPress動くそのままでは動かない
メールアカウント無制限届いたメールの転送か、プログラムでの処理。メールボックスを持つとは公式に書かれていない
上限容量500GB1バージョン20,000ファイル・1ファイル25MiB
バックアップWeb・メール・データベースを過去14日分、自動公開したバージョンは直近100個まで戻せる。元のファイルは自分で持つ
サポート無料の電話(平日10:00〜18:00)・メール(24時間365日)コミュニティとDiscordを推奨。窓口は請求・アカウント・ドメイン登録のみ。チャット・電話なし
PHPの修正サーバー会社の作業静的サイトならPHPを置かない

特に見てほしいのが、サポートの行です。

困ったときに、電話で聞ける相手がいるかどうか。

スモールビジネスにとって、ここは小さな差ではないと思います。

前に置く使い方なら、左の列はそのまま残ります。

無料で前に置いても、サーバー代は減りません。

Cloudflareの操作画面|ドメインをつなぐ5つの手順

ここからは実際の画面をお見せします。

2026年10月31日に、ぞろ屋のドメイン(zoroya-create.com)で実際に行いました。

メールアドレスやサーバーの情報は隠してあります。

手順1:「ドメインを接続」を選ぶ

Cloudflareにログインして、「ドメイン」から「ドメインを追加」を押します。

3つの選択肢が出てきます。

選ぶのは「ドメインを接続」です。

ドメインは今の会社に置いたままで大丈夫です。

Cloudflareのサイトを追加の画面。ドメインを接続を赤枠で示している
「ドメインを接続」を選びます

手順2:無料プランを選ぶ

ここはちょっと間違えやすい画面です。

青く目立つボタンは、Pro(月20ドル)です。

無料プランのボタンは、左端の白いほうですね。

Cloudflareのプラン選択の画面。無料プランのプランを選択を赤枠で示している
無料プランは左端。青いボタンはProです

手順3:DNSレコードを確かめる

DNSレコードは、ドメインの行き先を決める設定の一覧です。

Cloudflareが今の設定を読み込んでくれます。

ただ、全部が読み込まれるわけではありません。

今回は3行足りなかったので、手で足しました。

エックスサーバーの画面と1行ずつ見比べて、確かめていきます。

赤枠のMXが、メールの行き先を決める行です。

CloudflareのDNSレコードの一覧。MXの行を赤枠で示している
赤枠のMXがメールの行き先です(一部を隠しています)

確かめたら「アクティベーションに進む」を押します。

手順4:ネームサーバーを書き換える

ネームサーバーは、DNSの設定を管理している場所です。

Cloudflareが、新しいネームサーバーを2つ教えてくれます(1)。

今のネームサーバーを消すようにも書いてあります(2)。

Cloudflareの画面。新しいネームサーバー2つと、削除するネームサーバーを赤枠で示している
1が新しく入れる2つ。2が消すものです

書き換えるのは、Cloudflare側ではありません。

ドメインを取った会社の画面です。

今回はXServerアカウントの「ネームサーバー設定」で書き換えました。

XServerアカウントのネームサーバー設定の画面。1と2にCloudflareの値が入り、3から5は空になっている
1と2にCloudflareの値を入れ、3から5は空にします

手順5:待つ

あとは待つだけです。

画面には、通常1〜2時間、最大24時間かかると書いてあります。

Cloudflareの画面。レジストラが新しいネームサーバーを伝播するのを待っていますと表示されている
この画面が出たら、待つだけです

ファイルを置くのは、別の操作

ここまでは、ドメインをつなぐ操作の話です。

静的サイトのファイルを置くときは、Wrangler(Cloudflare公式の公開ツール)を使います。

ぞろ屋では、Claude CodeやCodexに任せています。

まずは、ブラウザで許可を押します。

Authorization granted to Wranglerと表示された画面
許可すると、この画面が出ます

手順の補足はCloudflareのすすめに書きました。

Cloudflareで速くなる?置き比べて分かったこと

実例1:エックスサーバーとCloudflareに置き比べた

同じ見本サイトを、両方に置いて測ってみました。

測ったのはLCPです。

LCPは、ページの一番大きな部分が画面に出るまでの時間のことです。

Googleは2.5秒以内を「良好」としています。

測ったもの(スマホ想定)結果
エックスサーバーに置いたトップページスマホ想定:19〜26秒
Cloudflareに置いたトップページスマホ想定:19〜26秒
フォントと画像を軽くしたあとスマホ想定:2.54秒(直す前は24.3秒)

サーバーの返事は、0.01〜0.02秒でした。

遅い原因は、置き場所じゃなかったんです。

日本語フォント(文字の形のデータ)でした。

細切れのファイルが150個、合計1,879KBもありました。

使う字だけのフォントにして、画像を縮めました。

Lighthouse(Googleの計測ツール)の点数は、55点から92点まで上がりました。

見本の工務店サイトをCloudflareで公開したトップページは、2秒前後です(10月22日夜は1.95秒、翌23日は2.29〜2.41秒)。

どれも見本サイトでの測定結果です。

表示の速さは、置き場所よりもフォントと画像で決まります。

実例2:ぞろ屋はいまもエックスサーバー。診断アプリだけ併用

ぞろ屋のサイトは、まだ移していません。

zoroya.co.jp は、いまもエックスサーバーとWordPressのままです(11月2日に確認)。

新しく作るものから変えていって、ぞろ屋のサイトは最後に切り替えます。

2026年10月31日に公開した無料の「WordPressセキュリティ診断」は、併用しています。

部分置いた場所
画面置いた場所:エックスサーバー
診断の処理置いた場所:Cloudflare
迷惑な自動送信を止める機能(Turnstile)置いた場所:Cloudflare

これが「部品だけ使う」の実例です。

Turnstileの画面はこんな感じです。

CloudflareのTurnstileのウィジェットを追加した画面。サイトキーとシークレットキーは黒く塗っている
鍵は黒く塗っています

左のメニューでは「回転式改札機」と表示されることがあります。

Turnstileの日本語訳ですね。

Cloudflareは安全?PHPの穴で見えたレンタルサーバーの良さと限界

実例3:10月21日、PHPで動くサイトを数えたら63件

2026年10月21日に、PHPの重大な穴が公表されました。

PHPは、WordPressを動かしているプログラムの言葉です。

深刻さの点数(CVSS v4.0)は9.2でした。

修正版が出る前の夕方に、僕はサイトを数えてみました。

僕が把握しているPHPで動くサイトは、63件ありました(自社5件とクライアント。保守している件数とは別です)。

63件すべて、共用のレンタルサーバーです。

PHPそのものの入れ替えは、サーバー会社がやってくれる作業でした。

エックスサーバーは10月22日6時45分に、PHP 8.2〜8.5の修正完了を発表しました。

その後、PHP 5.6〜8.5まで完了しました。

こうして任せられるのが、レンタルサーバーの良さです。

裏を返せば、利用者は待つしかありません。

使うバージョンを選ぶのは利用者自身です。

サポートの切れたバージョンのままだと、修正が当たらないこともあります。

確かめ方はPHPの脆弱性の記事に書きました。

使い方で、守る場所が変わる

スクロールできます
レンタルサーバーとWordPressCloudflareを前に置く静的サイトを直接置く
PHPの穴が当たる場所あるあるない
プラグインの更新要る要るプラグインがない
ログイン画面公開サイトと同じ場所公開サイトと同じ場所公開サイトにない
アカウントと鍵を守る要る要る要る
会社の障害で止まるあるあるある

Cloudflareだから安全、というわけではありません。

前に置くだけなら、手入れの仕事は減りません。

無料で使えるWAF(怪しい通信を止める機能)のルールも限られています(Free Managed Rulesetのみ)。

公式でも、元のサーバーを守るために次のことを勧めています。

  • Cloudflareからの通信だけを通す
  • 同じサーバーでメールを動かさない

メールも同じレンタルサーバーを使っているなら、2つ目は満たせません。

Cloudflareにも残るリスク

Cloudflareだって止まることがあります。

日付何が起きたか原因
2025年11月18日日本時間20時20分から翌2時6分まで障害。主要な通信は23時30分ごろにほぼ回復原因:社内の変更。攻撃ではない
2025年12月5日約25分。Cloudflareが扱うHTTP通信の約28%に影響原因:設定の変更。攻撃ではない

11月の障害について、Cloudflareは公式ブログで「2019年以来、最悪の障害」と書いているほどです。

全ウェブサイトの28.4%が使うサービスなので、1社に頼る怖さはやっぱりあります。

とはいえ、大きな障害が起きたら待つしかないのは、レンタルサーバーも同じです。

それよりもいちばん気をつけたいのは、アカウントと鍵です。

鍵というのは、サービスにつなぐための秘密の文字列のことです。

  • ログインはパスキーか2段階認証にする
  • 鍵を公開するファイルに入れない

ぞろ屋でも、点検で鍵の扱いの問題を見つけたことがあります。

リスクは無くなりません。

リスクのある場所が変わるだけです。

Cloudflareへ移すときの落とし穴|メールとネームサーバー

実例4:ホームページを移すと、メールが全部止まる形だった

MXは、メールの行き先を決める行です。zoroya.co.jp のMXは、ドメイン名そのものです(11月2日に確認)。

エックスサーバーの初期設定がこの形になっています。

お客さんのドメインでも、同じ形を確認しました。

このままホームページをCloudflareへ移すと、届くメールまでそちらへ行ってしまいます。

そして、全部止まります。

ホームページをCloudflareへ移す前に、メールの行き先を分ける図

直し方は、1つです。

切り替えの前に、MXをホームページと別の名前へ向け直します。

エックスサーバーのメールを使い続けるなら、サーバーの契約は残ります。

実例5:僕の案内ミスで、お客さんの作業が止まった

あるお客さんの切り替えで、僕は2つ間違えてしまいました。

1つ目は、ドメインを取った会社です。

ドメインの登録情報を見て「お名前.comで取っている」と伝えてしまいました。

実際はConoHaで取ったドメインだったので、作業が止まってしまったんです。

2つ目は、手順4の案内です。

「残りは空のまま」とだけ書いてしまったんですね。

最初から入っていた3つが残って、Cloudflareの2つと合わせて5つ並んでしまいました。

Cloudflareのほうも保留のままでした。

いまは「3つ目から下は中身を消して空に」と、消すところまでしっかり書いています。

11月2日に確認すると、Cloudflareの2つになっていました。

名義と規約

Cloudflareの規約(2025年9月12日更新)では、次のことが禁止されています。

  • 第三者に代わって申し込むこと
  • 無料サービスのサイトでクレジットカード情報を処理・収集すること

なので本番は、お客さんの名義で作ってもらいます。

ぞろ屋はそこに招待してもらいます。

日本語のURL

WordPressだと、日本語のURLは小文字の %xx という形で書かれます。

ぞろ屋のCloudflareで試したところ(2026年10月30日)、大文字の %XX へ転送されました。

Googleが同じURLとみなすかどうかは、確かめられていません。

日本語のURLがあるサイトは、移す前に確認が必要です。

WordPressのままか、Cloudflareへ移すか|判断の目安

あなたのサイトおすすめ
ネットショップ・予約・会員の機能があるWordPressのまま
WordPressで動いていて、保守を続けられるWordPressのまま
お知らせやブログを、決まった項目で更新する静的サイトが合う
これから新しく作る静的サイトが合う

WordPressは、決して悪者ではありません。

手入れを続けられるなら、無理に移さなくて大丈夫です。

ぞろ屋が新しく作るホームページは、Astro(ページを作るソフト)とmicroCMS(記事を書くサービス)とCloudflareの組み合わせを基本に考えています。

microCMSとAstroについては、microCMSとは?EmDashとの違い・料金・商用利用に書きました。3つのCMSを比べた記録は、WordPressの次はどれか。3つのCMSで同じサイトを作って比べたにあります。

Astroを実際に動かした手順は、Astroとは?WordPressとの違い・料金・使い方に書きました。

ぞろ屋の実績の範囲

正直にお話しします。

お客さんの本番を静的サイトにして、Cloudflareで長く運用した実績は、まだないんです(2026年11月2日時点)。

2026年11月2日に、1社の本番を切り替えたばかりです。

ほかは見本と、引っ越しのテストですね。

いま試している途中の判断材料として読んでもらえたらと思います。

まとめ|Cloudflareはレンタルサーバーの上位互換ではない

  • 使い方は3つ。どれの話かで答えが変わる
  • 速さは、置き場所よりフォントと画像で決まる
  • リスクは場所が変わるだけ。移すならメール・名義・アカウントを先に確かめる

問い合わせを増やすのは、置き場所じゃありません。

誰に何を言うかです。

滋賀県草津市の増井・阪口税理士事務所の阪口さんは、新規の問い合わせが年に2〜3件あるかないかでした。

いまは月に3〜4件です。

ご本人いわく、10倍以上です。

これはCloudflareの成果じゃありません。

自作のWordPressから、ぞろ屋が作ったWordPressに変えた事例です。

滋賀県草津市の増井・阪口税理士事務所の阪口さんとの対談は、動画でも見られます。

WordPressのサイトをお持ちの方へ

ぞろ屋の公式LINEで「セキュリティ」と送ってもらうと、無料の「WordPressセキュリティ診断」のURLが届きます。

完璧な正解なんてありません。

AIの進化が速すぎて、いつどこが狙われるか分からないからです。

最後に決めるのは、あなた自身です。

出典

「良いな」と思ったらシェアしてください!損はさせません
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次